新元号は「令和」となった。
皇太子殿下が新天皇に御即位になられる、5月1日午前0時に切り替わる。
最初の元号とされる「大化」から数えて248番目のものとなった。
「令和」は日本最古の歌集「万葉集」から取られたものである。歴史上、初めて日本の文献から選ばれた。
原典:首相官邸
元号とは、年を数えたり記録する紀年法の一種である。ある起算点を定め、そこを元年(1年)として年を数えていく。
元号は有限の紀年法である。皇帝や王など君主の即位、大規模災害などにより、新たな元号となり、再び数え直される。これに対し、西暦や皇記(初代天皇の神武天皇が即位した年を元年とする紀年法)などの紀年法は永久に続いていく紀年法である。
世界初の元号は「建元」(紀元前140年~紀元前135年)だと言われている。支那大陸の王朝「前漢」の時代のものである。ただし、当時は単に原年・2年・3年とだけ言っていた。紀元前115年頃に遡って、元号が付けられた。
日本で初めて元号も用いられたのは「大化」(645年~650年)だと言われている。その後一時使われなくなったが、「大宝」(701年~704年)で復活し、現在も使用されている。
平成までの元号は、すべて漢籍を由来としてきた。漢籍とは、漢文で書かれた書籍のことである。248番目の元号「令和」は歴史上初めて、日本文献からの引用となった。
今朝、家の近くの桜が満開となっていた。日本の新時代「令和」の前途を祝福しているように感じた。