韓国のサムスン電子は5日、2019年1~3月期連結決算の速報値を発表した。確定値は4月下旬に発表予定。
売上高は52兆ウォン(5兆1000億円)で、前年同期比14%減。
営業利益は6兆2000億ウォン(6100億円)で、前年同期比60%減。60%の減益幅は2014年7~9月以来、約4年半ぶり。
情報元:삼성전자, 2019년 1분기 잠정실적 발표 | SAMSUNG NEWSROOM
連結決算とは、親会社だけでなく、国内・海外の子会社及び関連会社を含めたグループ全体の決算のこと。単体決算より実態に近い情報を得ることができる。
単体決算(単独決算)とは、親会社のみの決算のこと。
サムスン電子は事業部門別の情報を公開していないので正確な情報は不明だが。
聯合ニュースによると、業績悪化の原因は半導体事業とディスプレー事業の苦戦だという。ディスプレー事業は2016年1~3月期以来で初の営業損失を計上したとみられる。
一方、主力のスマートフォン事業は、新型「ギャラクシーS10」の発売効果を追い風に、好調との予想だ。
情報元:サムスン電子営業益60.4%減 半導体・ディスプレー苦戦=1~3月 | 聯合ニュース
韓国国旗、出典:Wikipedia
サムスン電子は、韓国経済にとって『超』重要企業である。
売上高は韓国GDPの20%以上、時価総額は韓国株式市場の25%前後(外国人持ち株率が50%前後)、韓国の輸出額の20%以上を占めている。資産は韓国国富の30%以上。
サムスン電子の利益の半分以上はスマートフォン関連事業である。(7割以上という説もあり)
サムスンのスマホが売れなくなれば、韓国という国は傾く。そして、その可能性は十分にあり得る。
まぁ、韓国に進出している日本企業の経営者は百も承知だろうが。