合わせて550人ほどの部隊で、離島警備部隊と地対艦誘導弾・地対空誘導弾運用部隊が主体である。
陸上自衛隊の駐屯地は、今まで九州から沖縄本島までの間にはなかった。この地域は「防衛力の空白地帯」と言われていた。
駐屯地を開設した目的は、支那の海洋進出に備え、抑止力を高めるためである。
人民解放軍に侵略された地域、ウイグルやチベット、南モンゴルなどは悲惨な状況になっている。日本をそうしてはならない。
自衛隊の基地がつくられるという話がでると、今までは地元で大規模な反対運動が起きる場合が多かった。
国内や海外の反日勢力が基地反対運動を先導し、情報弱者などがこれに加わる。組織的な動員が行われることも多い。また、住民投票などに発展し、地元を二分するケースもある。沖縄の米軍基地に関する一連の反対運動がいい例である。
今回の奄美大島への自衛隊誘致は非常にスムーズにいった。住民の大部分は非常に好意的に自衛隊員を迎え入れた。部隊の発足の行事の時、10人ほどの反対派が来て、それを某マスコミが報道していたようだが。
このようなケースは珍しい。沖縄県の
陸上自衛隊の奄美大島への誘致に尽力した自民党の
陸上自衛隊が部隊を誘致する可能性があると思った時、最初にやったことは奄美大島の市町村長へ「島一体となって自衛隊を迎え入れる土壌をつくってほしい」とお願いしたという。奄美大島には奄美市、
そして、地元の方々と一体となり誘致活動を進めた。
自衛隊のOB会や家族会など防衛諸団体に対しても、早期に「根回し」をおこなった。
通常、5つの市町村があれば、1つや2つは反対にまわるものである。また、地元の有力者のなかにも、反日勢力に取り込まれる者もでてくる。
陸上自衛隊の奄美大島への誘致に関しては、日本側は情報戦に勝利したと言える。
根回しとは、物事を行う際、事前に関係者に事情などを説明し、ある程度の了承を得ておくことである。物事を円滑に進めるためには、上手な根回しが必要不可欠である。
「根回し」という言葉に否定的なイメージを持つ人は多いだろう。これはマスコミの影響である。「根回し」自体は決して悪いことではない。
今回の件で、「根回し」の大切さを実感した。