素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

陸上自衛隊の奄美大島への誘致より「根回し」の大切さを実感

奄美大島あまみおおしま(現地の人は「大島」とも言う)で、平成31年3月26日陸上自衛隊奄美駐屯地(鹿児島県奄美市)と奄美駐屯瀬戸内分屯地せとうちぶんとんち(鹿児島県瀬戸内町)が開設された。

合わせて550人ほどの部隊で、離島警備部隊と地対艦誘導弾・地対空誘導弾運用部隊が主体である。

 

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奄美大島(大島)の位置、原典:地理院地図

 

陸上自衛隊の駐屯地は、今まで九州から沖縄本島までの間にはなかった。この地域は「防衛力の空白地帯」と言われていた。

駐屯地を開設した目的は、支那の海洋進出に備え、抑止力を高めるためである。

人民解放軍に侵略された地域、ウイグルチベット南モンゴルなどは悲惨な状況になっている。日本をそうしてはならない。

 

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自衛隊の基地がつくられるという話がでると、今までは地元で大規模な反対運動が起きる場合が多かった。

国内や海外の反日勢力が基地反対運動を先導し、情報弱者などがこれに加わる。組織的な動員が行われることも多い。また、住民投票などに発展し、地元を二分するケースもある。沖縄の米軍基地に関する一連の反対運動がいい例である。

 

今回の奄美大島への自衛隊誘致は非常にスムーズにいった。住民の大部分は非常に好意的に自衛隊員を迎え入れた。部隊の発足の行事の時、10人ほどの反対派が来て、それを某マスコミが報道していたようだが。

このようなケースは珍しい。沖縄県辺野古へのこのグダグダとは大違いである。

 

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陸上自衛隊奄美大島への誘致に尽力した自民党宇都隆史うと たかし参議院議員によると、事前の「根回しねまわし」が成功した成果だと言う。

 陸上自衛隊が部隊を誘致する可能性があると思った時、最初にやったことは奄美大島の市町村長へ「島一体となって自衛隊を迎え入れる土壌をつくってほしい」とお願いしたという。奄美大島には奄美市瀬戸内町せとうちちょう龍郷町たつごうちょう大和村やまとそん宇検村うけんそんの1市2町2村がある。

そして、地元の方々と一体となり誘致活動を進めた。

自衛隊のOB会や家族会など防衛諸団体に対しても、早期に「根回し」をおこなった。

 

通常、5つの市町村があれば、1つや2つは反対にまわるものである。また、地元の有力者のなかにも、反日勢力に取り込まれる者もでてくる。

陸上自衛隊奄美大島への誘致に関しては、日本側は情報戦に勝利したと言える。

 

根回しとは、物事を行う際、事前に関係者に事情などを説明し、ある程度の了承を得ておくことである。物事を円滑に進めるためには、上手な根回しが必要不可欠である。

「根回し」という言葉に否定的なイメージを持つ人は多いだろう。これはマスコミの影響である。「根回し」自体は決して悪いことではない。

今回の件で、「根回し」の大切さを実感した。