NTTドコモは15日、携帯電話の新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」を6月1から提供開始すると発表した。予約受付開始は5月22日から。
「端末代金と通信料を一体化した料金プラン」が禁止されることに対応したもので、条件が揃えば月額で最大4割の値下げとなるケースもある。ただし、KDDI(au)やソフトバンクも料金を見直すとみられ、NTTドコモのみが低料金という訳にはならない模様。
NTTドコモのロゴ、出典:Wikipedia
新料金プランは「ギガホ」と「ギガライト」の2種類しかない。なお、これ以下の記事では、料金に消費税額を含んでいない。
「ギガホ」は、音声通話・データ通信が一体となった料金プランである。申し込みが必要。
データ通信量は毎月30GBまでは速度制限なしに使用でき、30GBの容量超過後は送受信が最大1Mbpsに抑制される。
月額基本料金は、6980円(定期契約あり)、8480円(定期契約なし)。これに音声通話料金が加わる。
定期契約の条件は2年間同一回線の継続。申し込み時に「定期契約あり(自動更新あり/なし)」か「定期契約なし」から選択する。途中解約した場合には9500円が発生する。
「みんなドコモ割」が適用されれば、1台当たりの月額基本料金は安くなる。2回線なら1台当たり500円、3回線以上なら1台当たり1000円安くなる。例えば、3回線以上の契約で定期契約をすれば、1台当たりの月額基本料金は5980円となる。
「みんなドコモ割」は家族なら適応される場合が多く、三親等以内の親戚にも適応されることもある。詳細は要確認。
「ギガライト」も、音声通話・データ通信が一体となった料金プランである。 申し込みが必要。
データ通信量に応じて、ステップ1~ステップ4の段階的定額制である。データ通信量が7GBを超えた後は、送受信が最大128Kbpsまで抑制される。128Kbpsは低速のため、実際に使用すると不都合を感じる場合が多い。
ステップ1~ステップ4の月額料金は以下のとおり。なお、左は「定期契約あり」で、右は「定期契約なし」のもの。
・ステップ4(~7GB);5980円 ,7480円
・ステップ3(~5GB);4980円 ,6480円
・ステップ2(~3GB);3980円 ,5480円
・ステップ1(~1GB);2980円 ,4480円
音声通話料金や定期契約、「みんなドコモ割」の条件は「ギガホ」と同じ。
新料金プランは複数契約(家族や親戚の場合も含む)している利用者にとって有利なものである。ただ、1回線しか契約していなくても安くなる場合は多い。
通信回線の契約変更をすると、トラブルが発生する場合が多い。理解できないことがある場合には、十分な説明を聞いて、理解してから変更をおこなった方がいい。
筆者の知り合いにも、電話の勧誘によりネット回線やプロバイダを変更し、トラブルになった方が何人かいる。
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