令和元年7月21日、第25回参議院議員通常選挙が行われる。
日本国民で年齢満18年以上の者に選挙権がある。
参議院議員通常選挙とは、国会議員のうち参議院議員を選ぶための選挙である。
参議院議員の任期は6年で、3年ごとに半数を改選する。
衆議院のような解散はないため、参議院議員通常選挙は「通常選挙」とも呼ばれる。
今回の参院選は、選挙区74議席、比例代表50議席の計124議席で争われる。
当記事では、この議席の「政党別の議席獲得数」を予想してみた。
これは筆者個人の予想である。そして、政治は一瞬先は闇である。予想が大きくハズれることも十分に有り得る。
選挙区74議席は、一人区32、二人区4、三人区4、四人区4、六人区1だ。
各「人区」の大雑把な予想は以下のとおり。
・一人区(議席32):自民22、野党・無所属10
・二人区(議席 8):自民4、野党・無所属4
・三人区(議席12):自民4、公明2、野党・無所属6
・四人区(議席16):自民4、公明4、野党・無所属8
・六人区(議席 6):自民2、公明1、野党・無所属3
今回の参院選では、32ある「一人区」全てで自民党候補と野党統一候補が激突する。ここを制する政党が参院選を制する。「一人区は自民党の22勝10敗」と予想する。
選挙区74議席の内訳は、自民36、公明7、維新4、立民11、国民4、共産2、社民0、諸派・無所属10と予想する。
投票率を前回の参院選挙より微減の54%と仮定すると、比例得票総数は約5500万票。比例票100万票ほどで1人が当選する。
自民は1800万票前後と予想する。これは前回より1割ほど少ない。
公明は安定の750万票前後。
立民は1100万票強。自治労や日教組などから支持を得ている。立民は多くの比例票をとる。
共産は600万票弱。
比例代表50議席の内訳は、自民17、公明7、維新4、立民11、国民3、共産5、社民1、諸派・無所属2と予想する。
第25回参議院議員通常選挙後の議席数(245議席)の予想は以下のとおり。カッコ内は今回の当選予想数
自民109(53)
公明 28(14)
維新 14(8)
立民 37(22)
国民 22(7)
共産 13(7)
社民 2(1)
諸無 20(12)
自民党は議席を減らす可能性が極めて高い。過半数の123議席を下回るのは、余程の事態が起きない限り確実。
その最大の原因は消費増税だ。
自民・公明・維新を合わせても、改憲が可能な三分の二まで届くことは、まずないだろう。
憲法改正は遠のくことになる。どうしても改憲したいなら、国民民主党の協力が必要になってくる。
保守派にとっては現実の厳しさを痛感する選挙となりそうだ。
この予想が外れてくれればいいのだが...