日本政府(経済産業省)は韓国への輸出に関して、以下2点の見直を行った。
①令和元年7月4日より、フッ化水素など3品目を包括輸出許可制度の対象から外し、個別に輸出許可申請とする。
②同年8月中をメドに、韓国を外為法輸出貿易管理令別表第3の国(いわゆる「ホワイト国」)から除外する。
これは戦時売春婦詐欺(慰安婦問題)や募集工詐欺(徴用工問題)が原因ではなく、安全保障に関する措置である。
経済産業省のホームページには「大韓民国に関連する輸出管理をめぐり不適切な事案が発生した」と書いてある。
情報元:大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて (METI/経済産業省)
FNNが入手した韓国政府作成のリストによると、2015年から2019年3月にかけ、戦略物資が韓国から流出した不正輸出案件は、156件にのぼるという。(142件という報道もあり)
神経剤「VX」の原料がマレーシアなどに不正輸出されていた。今回の日本の輸出優遇撤廃措置に含まれるフッ化水素も、UAE(アラブ首長国連邦)などに不正輸出されていた。その他にも...
情報元:【独自】韓国から戦略物資の密輸出 4年で156件 韓国政府資料入手で“実態”判明 - FNN.jpプライムオンライン
以前から、韓国に輸出した物の多くが所在不明となっている。
このため、韓国には密輸出疑惑があった。
恐らく、今回判明したのは氷山の一角だろう。
韓国国旗、出席:Wikimedia
韓国に対する輸出優遇を見直したことに関して、各新聞が社説を書いている。
社説には新聞社の考えがよくでている。
全国紙に関して言えば、産経新聞と読売新聞は当然という論調だ。韓国に国家として信頼ある行動をとるよう指摘している。
・【主張】対韓輸出の厳格化 不当許さぬ国家の意思だ - 産経ニュース
・対韓輸出厳格化 文政権は信頼に足る行動とれ : 社説 : 読売新聞オンライン
一方、日経新聞、毎日新聞、朝日新聞は否定的だ。両国が争っても特はない。日本が我慢すべきだと主張している。
・[社説]元徴用工巡る対抗措置の応酬を自制せよ (写真=共同) :日本経済新聞
・社説:韓国への輸出規制 通商国家の利益を損ねる - 毎日新聞
・(社説)対韓輸出規制 「報復」を即時撤回せよ:朝日新聞デジタル
朝日新聞、撮影:素人が新聞記事書いてみた
日本政府(経済産業省)の韓国に対する輸出優遇を見直しを、最も強く非難しているのは朝日新聞だ。
社説のタイトルは『対韓輸出規制 「報復」を即時撤回せよ』である。
これを見ただけ内容が想像できてしまう。韓国政府の代弁者?
「ホワイト国」とは、武器管理を徹底していると認定した国である。
日本から輸出した物が、第三国に渡ったりして、武器・兵器の製造に使われていないか、十分なチェックをしている国が認定される。
朝日新聞は韓国に「ホワイト国」の資格があると言うのか?
筆者はないと思う。いや、それ以前に韓国を「ホワイト国」にしたこと自体、問題だと感じる。
朝日新聞は「戦略物資を密輸出する韓国」を擁護している。
朝日新聞の購読者は社説を読んで、「何かオカシイことを言っている」と疑問を持たないのだろうか?