放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は12日、関西テレビ放送(大阪市)のバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」の審議入りを決めた。
5月18日の放送で、岩井志麻子(いわい しまこ)氏が韓国のことを「手首切るブスみたい」と発言したことが、放送基準に抵触する疑いが大きいと判断した。
また、4月6日の放送でも、同様の発言があったとした。
岩井志麻子氏は作家、タレント、AV監督。
2008年に18年下の韓国人男性と再婚している。
司会者から韓国人気質について問われた岩井氏は、「(韓国人は)とにかく手首切るブスみたいなもんなんですよ。手首切るブスという風に考えておけば、だいたい片付くんですよ」と発言した。
その後、自らの発言について補足説明をした。
番組は生放送ではなく収録だった。
関西テレビ放送は12日、BPO審議入りを受け、「審議の対象になったことを重く受け止めております。今後の審議に対し真摯(しんし)に対応してまいります」とコメントした。
同局は6月19日にも、批判の声があがったため、記者会見を行い社長が謝罪している。
イラスト作成:素人が新聞記事書いてみた
BPO放送倫理検証委員会の神田安積(かんだ あさか)委員長は、岩井氏の発言について、「人種や性別によって取り扱いを差別しないことを定めた放送基準に抵触する疑いが大きい」と述べた。
対象が韓国人ではなく日本人だったなら、ここまで大問題になっていただろうか?
「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンには「保育園落ちた日本死ね」が入っている。恐らく、何も問題になっていないだろう。
マスコミは韓国人・朝鮮人への批判に対して、過敏に反応する傾向がある。
BPOの中立性に関しては、設立当初から疑問視する声があった。構成員の大部分が左派やリベラルであるため、テレビ局の管理下にあるに等しいというものだ。
日本は地上波放送事業への新規参入が事実上できなくなっている。地上波放送事業は日本最大既得権益とも言われている。更に、世界各国と比べると、電波利用料も格安だ。
ここからは筆者個人の見解である。
BPOは自分たちが気に入らない番組や人物を、リンチしているように感じる。
テレビの新規参入に関しては認めるべきた。先進国はほぼ全て、電波オークションを行い、新規参入を認めている。
岩井氏の韓国人は「手首切るブス」という発言を聞いた時には、的を得ていると感心した。真実は人を傷つける...
ただ、このような発言は慎むべきだ。国益を害する場合があるからだ。