平成30年の日本人の平均寿命は、女性87.32歳、男性81.25歳となり、ともに過去最高を更新した。前年と比べ、女性は0.05歳、男性は0.16歳延びた。
平均寿命が公表されている国・地域との比較では、女性は香港に次いで4年連続の2位、男性は香港、スイスに次いで、2年連続で3位となった。
日本人の平均寿命の推移、原典:厚生労働省
初めて調査が開始された昭和22年(1947年)の日本人の平均寿命は、女性53.96歳、男性50.06歳だった。
平成元年(1989年)は、女性81.77歳、男性75.91歳だった。
平均寿命が延びた主な原因は、医療技術が進歩したためである。病気になっても長生きできるようになってきた。
「死因別の平均寿命」を前年と比較すると、男女とも悪性新生物(腫瘍)、心疾患(高
血圧性を除く)、脳血管疾患及び肺炎などで伸びている(図1)。
「死因別の平均寿命」の前年と比較、原典:厚生労働省
平成元年(1989年)ころから、日本の医療技術は急激に進歩した。しかし、まだ解明されていないことも多い。
国民が今まで以上に健康な生活を送れるようにするためには、病気の発生メカニズムやヒトの体のしくみ、薬などについての研究を更に行うべきである。
事業仕分けなど愚の骨頂だ。