芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が令和元年8月1日~10月14日にかけ、愛知県各所で開催されている。
この中のプログラムで「表現の不自由展・その後」という企画展が、愛知芸術文化センター8階で行われていた。批判が殺到したため、8月3日を最後に同企画展は中止された。
「表現の不自由展・その後」には、日本の公立美術館などで展示不許可になったとされる作品が集められていた。昭和天皇の御影を焼く映像や星条旗を侮辱するもの、戦時売春婦(従軍慰安婦)に関するものなど。
津田大介氏(平成22年12月17日)、出典:Wikipedia
「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督は津田大介氏である。
彼が芸術祭開催前に、東浩紀氏(哲学者、小説家)との対談で、天皇の御影を焼くことについて話している映像がある。
これは本当に日本人のやることなのでしょうか?
— あまやさ (@amayasa3) August 5, 2019
天皇陛下を燃やすことに興奮しとても喜んでいますね。#あいちトリエンナーレ #津田大介#東浩紀 pic.twitter.com/9whXpMbhJT
津田:現物を、展示すると。
公立美術館で撤去されたものを、『表現の不自由展』という展覧会を持ってくる体にして全部展示してやろうっていうそういう企画で。おそらく、みんな全然気づいてないけど、これが一番やばい企画なんですよ。おそらく、政治的に。
東:やっぱり、天皇が燃えたりしてるんですか?
津田:ああ…
東:天皇制にはどんなお考えですか?
津田:まあ天皇というのは一つタブーになって撤去されるという事例があって、それは広く知られているので、それはこの展覧会でもモチーフになる可能性は...あります。
東:えーっ!こんな令和でめでたい時に?
津田:令和の今だからこそ、違った意味を感じ取れるとも思うんですよね。
東:人々は新しい元号で、すごく前向きな気持ちになってるときに、税金でそういう…ことをやるのはどうなんですかねえ?
津田:二代前じゃん。
二代前になると人々の記憶も、二代前だし、歴史上の人物かなみたいな。
そういう捉え方もね。
この動画ですね(。・ω・。) pic.twitter.com/R1IVgAMJtG
— hiron (@hiron33176618) 2020年6月12日
北海道新聞によると、「あいちトリエンナーレ2019」の参加アーティスト約80組は津田氏が決めたという。
約80組の作家選びは当初、学芸員に任せるつもりだった。ところが、上がってきたリストを見て「ピンとこない。これはまずい」と方針転換。自ら決定権を握った。「僕はそういう(人の権利を奪う)タイプの人間ではありません。でも、そうしないと『情の時代』というテーマにこだわった内容にならないと思った。仕事は5倍くらい大変になったが、その方針のおかげで(参加作家の男女比を半々とする)ジェンダー平等も達成できました」
津田氏の対談を見ていると、天皇の御影を焼くことに喜んでいるようにさえ感じられる。
皇室に反対でもいい。しかし、いくら芸術とはいえ天皇の御影を焼くべきではない。いや、故人の写真を焼くことなどすべきではない。
「あいちトリエンナーレ2019」には10億円ほどの税金が使われているという。
納得できる?