ローマ教皇フランシスコは24日、被爆地の長崎と広島を相次いで訪問し、核兵器の廃絶を訴えた。
フランシスコは平成25年(2013年)の教皇就任以来、核兵器の廃絶を訴えてきた。
核兵器のない世界の実現は可能か?
筆者は『ほぼ不可能』だと思う。少なくとも、今後50年では不可能。
核兵器ができたのは昭和20年(1945年)。 その後、保有国は増えていき現在は9カ国。むしろ、増える可能性の方が高いだろう。
軍事の常識として、敵対国が保有している武器は自国も保有していないと、軍事上、圧倒的に不利になる。
軍事力のない国は惨めだ。支那に侵略されたウイグルやチベットを見ればわかる。
核保有国が核を手放すというのは、自国民を危険にさらすということなのだ。核を手放すという選択肢は、余程のことがない限り有り得ない。
核兵器のない世界の実現は絶対に不可能とまでは言えないと思う。
核を無効にする技術が開発されるか、核より安価かつ手軽で強力な兵器が開発されるか、人類が滅亡若しくはそれに近い状態になるか...
考えられるケースはこのくらいだが、どれも余りに現実離れしている。そして、遠い未来に実現できたとしても、今より不幸な世界になると思う。
皆さんはどのように考えているのだろうか?
Twitter でアンケートをとってみた。
「核兵器のない世界の実現」は現実的に可能だと思いますか?
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) November 24, 2019
8割以上の方が「ほぼ不可能」か「100%不可能」を選択している。まぁ、当然の結果ではあるが。
「いいね」が多く付いているコメントの中から、いくつか紹介したい。
北田 格己ー16インチの暴走族 様
ローマ教皇が本当に核兵器廃絶を訴えるならば、落とされた国日本よりも、核兵器を多数所持して使う可能性の高いアメリカ、ロシア、チャイナ、北朝鮮(新興核兵器国)、等々に行かれて、主張された方が効果抜群だと思うのは間違いでしょうか⁉😅🙇
おやっさん 様
核兵器に代わる、同等かそれ以上の威力を持つ兵器が開発されれば可能でしょうね。
zee_wat 様
西部邁さんいわく「一度手にした文明は手放さない」
Negan 様
漣蓮 様
何の志もなき・・・ 様
多くのコメントを頂いたが、1番「いいね」の多かった「北田 格己ー16インチの暴走族」様のコメントは非常に的を得ていると感じた。新聞の社説より核心をついている。
ローマ教皇が本気で核のない世界を実現したいと願っているなら、日本より核保有国に行って演説すべきだ。
理想と現実を混同してはいけない。