自動車製造企業各社は7日、相次いで、支那にある工場の再稼働を延期すると発表した。
新型コロナウイルスの拡大をうけての措置。
支那国家衛生健康委員会によると、令和2年2月7日午前0時時点で、新型ウイルスによる肺炎発症者は3万1161人。死者は600人を超えた。
情報元:截至2月6日24时新型冠状病毒感染的肺炎疫情最新情况
新型ウイルスによる肺炎発症患者を収容している「武漢洪山体育館」の様子、原典:YouTube
【2月15日に情報修正】
本田技研工業(ホンダ)は、武漢市の四輪車工場の再稼働が17日以降に遅れるとした。当初は14日以降としていた。
ホンダは14日、武漢市に持つ乗用車工場の再開時期を24日以降に延期する方針を明らかにした。
ホンダは武漢市内に3つの工場があり、3工場での年間生産能力は約60万台。これは同社が支那全体で生産する自動車の約半分。
一方、広州市の四輪と二輪の工場などは10日から再稼働するとした。
倉石誠司副社長は7日の決算記者会見後、「中国事業は調子が良かったので厳しい。長期化すれば影響は出る」と述べた。
ホンダは、支那での売上に最も依存している自動車製造企業である。2019年の同国内における新車販売台数は約155万台で、トヨタや日産と同等。
トヨタ自動車は、支那にある4つの完成車工場の再稼働を17日以降にするとした。10日の再稼働を検討していたが延期した。
従業員は10日から出勤する。生産ラインの確認や部品調達などに時間がかかるとの判断。
三菱自動車も支那の2工場について、再稼働を17日以降に延期するとした。
武漢市は工場の再稼働が可能な状態なのだろうか?
従業員の安全は大丈夫なのだろうか?
これだけの事態が起きても、日本企業の多くは支那から撤退しようとしない。むしろ、更に商売をしようと、投資を予定している企業も多い。
筆者には嫌な予感がする。
この予感が外れてくれればいいのだが...