国会議員の帰化情報は開示すべきか?
筆者は開示すべきだと思う。国益のために働くのだから当然だ。
国会議員の重国籍も分かりにくい状態といえる。
平成28(2016)年、蓮舫参議院議員(本名:村田 レンホウ)が民進党代表選挙に立候補し当選したが、二重国籍であることが発覚し問題となった。
帰化するためにはいくつかの条件があるが、そのなかの一つに重国籍防止条件(国籍法第5条第1項5号)がある。日本では重国籍は禁止されている。
帰化するには、無国籍であるか、帰化によってそれまでの国籍を喪失する必要がある。ただ、例外として、本人の意思によってその国の国籍を喪失することができない場合には、この条件を備えていなくても帰化が許可になる場合もある。
民進党のサイトによると、蓮舫氏は17歳の時に日本国籍を取得したという。
蓮舫氏は父親が台湾籍離脱の手続きをしてくれたと思い込み、指摘されるまで台湾籍を持っていると思った事はなかったという。
台湾当局に確認をしたところ台湾籍が残っている事が判明。即座に離脱手続きをし、完了させた。
蓮舫氏については、以下のような報道もある。
- 平成5(1993)年、週刊現代で作曲家の三枝成彰と対談した際「私は二重国籍なんです」と発言
- 平成5年、テレビ朝日のニュース番組『ステーションEYE』の新キャスターを紹介する朝日新聞の記事で「在日の中国国籍の者として、アジアからの視点にこだわりたい」と発言
- 平成9(1997)年、『CREA』の取材記事で「自分の国籍は台湾なんですが」と発言
蓮舫氏が、「台湾籍を持っていることを、指摘されるまで知らなかった」というのは、少し怪しい。
ただ、上記のマスコミ報道が全て間違っていたり、何等かの行き違いがあった可能性も、「絶対にない」とは言い切れない。
どちらにしろ、このような事が二度と起きないよう対策をとる必要がある。帰化した議員にとっても、国民にとっても、その方が良い。
筆者が「開示してもらいた国会議員の帰化情報」は以下のとおりである。
このような主張をすると、「個人のプライバシーがぁー!」と言い批判する人達がいる。しかし、日本にはスパイ防止法がない以上、国会議員の帰化情報の開示は必要である。
選挙権のある方限定の調査です。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2020年2月9日
国会議員の帰化情報は開示すべきだと思いますか?
皆さんがどのように思っているか、Twitterでアンケートをとってみた。予想どおり、ほぼ全員が「開示すべき」を選択していた。
「いいねの数」が多かったコメントの中から、いくつか紹介したい。
あだっちゃん◎富士市民ダ!⭕ 様
開示すべきてす。開示するのは恥ずかしい行為ではありません。拒否する意味が解りません。部落出身だろうが帰化人だろうが、国や国民に寄り添う人ならば応援はします。
何の志もなき・・・ 様
今国会を混乱させている議員には、帰化や、二重国籍、成りすましを疑われる議員の割合が大きい。帰化を素直に受け入れる人道的思考は日本人の美徳かもしれないが、諸外国から見れば狙い目。外国からの帰化情報は明示すべきです。
日本 愛子 様
🇯🇵🎌たくみ@🐱🐟🎌🇯🇵 様
帰化情報を開示しないと出馬できないようにするべき。
たましゃん。 様
国会議員だけではなく、地方議員、都道府県の知事、
全ての政治家の立候補者は、帰化情報を開示すべき。
それに、芸名や通名で立候補出来ることも禁止して、戸籍名でしか立候補出来ない様にすべきかと思います!
犯罪歴有無も!
情報開示こそが立候補者の責務であり、国民の知る権利です!
きみどり 様
開示すべき。開示しなくていい理由がない。
なんなら国会議員になった段階で全ての情報が閲覧出来るよう法整備するべきと考えます。
LEO 様
更に日本は2重国籍を認めていないので 2重国籍がもし仮に明るみになった場合には議員辞職が妥当だと思います。
帰化をすると官報に、氏名・住所・生年月日が公開される。帰化した日付もわかる。
公人である国会議員が帰化情報を公開していないのも、おかしな話である。