立憲民主党の辻元清美衆議院議員は12日、衆院予算委員会で、安倍晋三総理を罵倒する発言をした。
辻元氏は「鯛は頭から腐る」という諺?を用いて、安倍総理をその頭に例え「上層部が腐敗していると、残りもすぐに腐っていく」「頭を替えるしかない」などと述べ、質問を終えていた。
辻元議員が質問を終えた際、安倍総理が「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばした。
辻元議員は即座に、「誰が言ったの? 意味がない質問て、誰が言った?」と声を荒げた。野党議員からは「総理が言った!」と声があがった。
野党側は「国会軽視だ!」と抗議。発言の撤回と謝罪を求めた。
野党側の抗議は止まず、棚橋委員長につめより10分ほど審議が止まった。
自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長は13日午前、国会内で断続的に会談した。
安住氏は会談後、記者団に対し「首相がおわびし、答弁席からの不規則発言は厳に慎む、と必ず言うことで確約をいただいた」と説明した。
総理、最後に申し上げます。「鯛は頭から腐る」という言葉、ご存知ですか。これはですね、英語とかロシア語でもあるんですよ、死んだ魚の鮮度は魚の頭の状態から判断できる、従って社会、国、企業などの上層部が腐敗していると、残りもすぐに腐っていく。
総理が桜とか加計とか森友とか疑惑まみれと言われているから、それに引きずられるように官僚の示しがつかない。私ね、官僚のみなさん、可哀想です。心痛めてる官僚の方、たくさんいると思いますよ。今回(和泉補佐官に関する問題)も見るに見かねて(マスコミへの情報提供は)内部からじゃないかな、というぐらい心配しています。
子供の教育にも悪いです。長期政権だからじゃないですよ、最初からやってるんですから。桜を見る会も、森友だって総理大臣になる前から講演に行こうとしてた。
まあですね、ここまで来たら原因は鯛の頭、頭を変えるしかないんじゃないですか。
私は今日、総理がしっかりけじめをつけると仰ったら、ここまで言うつもりはなかったです。まあ、『私の手で憲法改正を成し遂げたい』と、総理の手で成し遂げることは、そろそろ総理自身の幕引きだということを申し上げて終わります。
一連のやり取りを見ればわかるが、辻元氏の方が遥かに無礼である。
自民党は「安倍総理がおわびする」としているが、その必要はない。
国民のために働けば、支持率は自ずと上がる。
今、国会では議論すべきは新型コロナウイルス対策である。