今日、2月23日は天皇陛下のお誕生日です。
臣民としてお祝いを申し上げるとともに、陛下のご健勝と皇室の御繁栄を心からお祈り致します。
日本は天皇陛下を君主とする世界最古の国家です。陛下のお誕生日を祝うということは、日本の存在を祝うということでもあります。
今日は天長節(てんちょうせつ)だ。
天皇陛下のお誕生日である。
日本の国家の日(ナショナル・デー)であり、以下の行事が行われるのが通例である(だだし、今年、令和2年は新型コロナウイルス対策により行われない行事あり)。
- 天皇の住居である皇居内の宮中では、祝賀の儀、宴会の儀、茶会の儀、一般参賀が行われる。
- 伊勢神宮を始め、各地の神道神社では天長祭が行なわれる。
- 海上自衛隊では、基地・一般港湾等に停泊している自衛艦において満艦飾が行われる。
- 外国駐在の日本大使館等の在外公館ではナショナルデーとしてレセプションが行われる(当日ではない)。
最も古い記録では、光仁天皇時代の宝亀6(775)年に「天長節の儀」が執り行われ、臣下は天皇の好物の酒を献上して宴を賜ったとある。宝亀10(779)年にも行われた記録がある。
明治元(1868)年には、太政官布告(明治時代初期の法令の形式)により、天長節を法的にも国家の祝日とした。明治(1869)2年からは、各国公使を延遼館へ呼び寄せて祝うようになった。
昭和23(1948)年には祝日法が制定され、昭和24(1949)年以降は「天皇誕生日」として国民の祝日と定められて現在に至る。これはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の意向である。この時、大東亜戦争以前にあった多くの祝祭日が、廃止させられたり、名前を変えられたりした。祭日(重要な祭祀を行う日)も、法的には無くされてしまった。
先程、玄関に国旗を掲揚した。朝のさわやかな光を浴びた「日の丸」はとても美しかった。
筆者は日本に生まれたことに誇りを感じた。