川崎市は12日、保守団体「日の丸街宣倶楽部」が主催した街頭宣伝に対して、ヘイトスピーチが行われないか職員を派遣し監視した。
同街頭演説には、抗議のため多くの市民?が集結。
日の丸街宣倶楽部は、街頭演説の動画をネット上に公開した。
川崎市では今月1日、「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が全面施行された。
同条例は、外国人に対してヘイトスピーチをした者に刑事罰を科すことが可能。全国初。
なお、日本人に対して同じことをしても、刑事罰の対象にはならない。
保守団体「日の丸街宣倶楽部」が主催する街頭宣伝が、
演説は約20人が交代で行った。演説者には支持政党がない人や外国人もいた。なお、マスコミは「日本第一党の関係者ら」と報道している。
演説内容は、「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」に関するものが中心だった。
川崎市は、同街宣の演説者がヘイトスピーチをする可能性があると判断。職員を派遣し、一部始終を監視していた。
同街宣に抗議するため、市民?約100人ほどが集結した(正確な数は不明)。彼らのなかには、川崎市民でない者や、在日韓国・朝鮮人が多数いた。野党の国会議員の姿も。
市民?は演説者を囲み、終始罵声を浴びせていた。拡声器を持ち込み抗議している者もいた。
警察は安全のため、演説者らを鉄柵で囲み護衛していた。
JR川崎駅東口。出典:Wikipedia
ここからは筆者の主観である。
今回、「日の丸街宣倶楽部」が主催した街頭宣伝の演説者で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)をしてる人はいなかった。一方、抗議に集まった市民?の側には、憎悪表現をしている者がいた。
本来、監視が必要なのは市民?の側ではと感じた。
外国人へのヘイトスピーチは刑事罰の対象で、日本人へのものは刑事罰の対象にはならない。
こんな条例ができたら、抗議をするのは当たり前だ。民主主義国家なら。
この事実を多くの国民に周知させる必要がある。
普通の感覚の人間なら、 「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」に反対するはずだ。