「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が令和2年7月1日より全面施行された。
川崎市によると、全ての市民が不当な差別を受けることなく、個人として尊重され、生き生きと暮らすことができる人権尊重のまちづくりを推進していくための条例だという。
情報元:川崎市:「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」~施行規則、解釈指針、条例周知リーフレット、ポスターを掲載しました
福田紀彦川崎市長
令和元年11月、福田紀彦(ふくだ のりひこ)川崎市長は「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例案」を川崎市議会に提出した。
翌12月、同条例案は川崎市議会本会議で、57人全員の賛成により可決、成立した。議員2人は採決前に退席。
福田市長は同条例案が成立を受け、「川崎市の取り組みが、他の自治体や国に伝わっていく意味で、大きな意味がある」とコメントした。
しかし、「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」には、決定的な欠陥がある。
外国人への憎悪表現(ヘイトスピーチ)は刑事罰の対象で、日本人へのものは刑事罰の対象ではない。
同条例は、日本人を差別しているのでは?
差別をなくしたいのなら、外国人への憎悪表現も、日本人への憎悪表現も、同じ条件にすべきである。
同条例により、差別がなくなることはないだろう。むしろ、今までにない新たな差別や問題が発生する可能性すらある...と筆者は思う。
皆さんはどのように考えているのか、Twitter でアンケートをとってみた。
「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」で差別はなくなると思いますか?
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2020年7月17日
やはり、ほとんどの方が「なくならない」を選択している。現時点で97%ほど。
「いいね」の数が多いコメントから、いくつか紹介したい。
さしのはら 様
日本人への差別が悪化するだけです。
こまったちゃん 様
むしろ助長するんじゃないでしょうか?
sea-cat 様
そもそもこの条例が差別……
山口遊子@ヤマグチユウシ 様
逆差別が強化されると思います
てぃん 様
市が率先して差別してますから
このアンケートには多くのコメントがあったが、大半が上記に紹介したコメントと同様の内容だった。肯定的な意見は皆無。
おそらく、川崎市民のほとんどが「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」は、日本人と外国人で扱いが違うという事実を知らない。
この事実を一人でも多くの国民(日本人)に周知させる必要がある。他人事ではないから。