日本規格協会は17日、日本産業規格(JIS)の様式例から「性別」「年齢」「写真」欄のあった履歴書を削除したと発表した。
すでに7月9日付けで削除済だという。
多数の署名が経済産業省に提出され、これに配慮しての措置。
情報元:標準化で、世界をつなげる | 日本規格協会(JSA)
今後、市販されている履歴書から性別欄などが消える可能性がある。
作成:素人が新聞記事書いてみた
履歴書とは、自分自身の氏名、生年月日、性別、住所、扶養家族、学歴、職務経歴、資格免許などをまとめて記載した書類のことである。
就職や転職時に選考用の資料として用いられる。
日本では、JIS(JIS Z 8303「帳票の設計基準」の附属書A)に従った履歴書用紙が市販品として流通している。ただし、法的拘束力はない。
JISの様式例から「性別」「年齢」「写真」欄のある履歴書が削除されたため、今後は市販される履歴書も同様になる可能性はある。
NPO法人POSSE(ポッセ)は、署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で「履歴書から性別欄をなくそう」という署名活動を行った。
6月30日までに10,418名の署名が集まった。
これを経済産業省へ提出し、同省が日本規格協会に要望していた。
POSSEによると、トランスジェンダーの人たちは履歴書の性別欄のせいで、半強制的にカミングアウトを強いられ面接で落とされているという。
「トランスジェンダーの約9割が就職活動の際に困難を感じた」という調査もあるという。
トランスジェンダーとは、性自認と身体的な性が一致していない人全般を指す言葉。明確な定義はない。性同一性障害とも異なる。
POSSEは、日本中の履歴書にある性別欄をなくそうと主張している。
情報元:キャンペーン · 履歴書から性別欄をなくそう #なんであるの · Change.org
履歴書から性別欄がなくなれば、差別はなくなるのだろうか?
筆者はなくなるとは思えない。むしろ、新たな問題が起きるだろう。
非常に嫌な予感がする。