令和2年8月6日、広島市への原子爆弾投下から75年が経った。
広島平和記念公園では毎年、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(通称:広島平和記念式典)が行われている。
今年の平和記念式典は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、規模を縮小して開催された。
広島平和記念式典は、原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するための式典である。
毎年、テレビやラジオなどで生中継される。
式典の流れは以下のとおり
- 開式
- 原爆死没者名簿奉納
- 式辞
- 献花
- 黙とう・平和の鐘
- 平和宣言
- 放鳩
- 平和への誓い
- あいさつ
- ひろしま平和の歌(合唱)
- 閉式
現場の様子をお伝えします。初めて8月6日に広島に来ましたが、本当にビックリしました。これでは心静かにお祈りできません。 pic.twitter.com/cQYx6FJ54W
— 杉田 水脈 (@miosugita) 2017年8月5日
松井一実広島市長は、政府に対して「核兵器禁止条約」への署名・批准を求めた。
核兵器禁止条約とは、核兵器の全廃と根絶を目的として起草された国際条約である。核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用、威嚇としての使用を禁止している。
安倍晋三総理は「唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めることは、我が国の変わらぬ使命」と述べた。
核兵器禁止条約への言及はなかった。
原爆が投下された午前8時15分には参加者全員が起立し、1分間の黙祷が捧げられた。
式典会場のみならず、広島市内を走行中のバス、広島電鉄の車両も停車し、乗客も黙祷を捧げた。
テレビで同式典を見ていた多くの国民も、黙祷を捧げたことだろう。
黙祷時間(8時15分)に
— 広島 中川 (@Pan2www) 2020年8月6日
原爆ドーム慰霊碑前で、寝転がり睡眠を取り出す9条の会のアホ共 pic.twitter.com/gQTAGoS62N
広島市内では、護憲団体が「憲法を変えるな!」とか「核兵器禁止条約への署名しろ!」などと騒いでいた。
これは毎年のことである。
去年の8月6日の広島ですが、デモ連中には心底気分を悪くさせられたって話です pic.twitter.com/Zp7QLoKGTI
— 石宮智也と他5匹 (@IshimiyaYuriko) 2020年8月5日
護憲団体の人たちも、平和を願って活動しているのだろう。
それなら、この日は原爆死没者の冥福を祈るべきである。原爆が投下された時間には黙祷を捧げるべきである。
彼らをみて、原爆で犠牲となった方々が喜ぶとは、筆者には到底思えない。
「原爆の日」に騒ぐ護憲団体等は、本当に平和を願っているのか?