令和2年8月28日、安倍晋三内閣総理大臣は官邸で記者会見を行い、辞任する意向を表明した。
持病の潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)が悪化したのが理由だ。
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜(最も内側の層)に、潰瘍やびらん(表皮が欠損した状態)ができる炎症性疾患である。
主な症状は粘血便や下痢、腹痛など。粘血便や下痢は一日10回以上になる場合もある。
指定難病のひとつ。平成25年度末での国内患者数は16万6060人。
筆者は安倍総理辞任の会見を見ていたが、非常に気分が悪くなった。
右とか左とかの政治思想(イデオロギー)以前に、質問した記者たちの人間性を疑った。
この会見で質問をした記者は計20人だったが、安倍総理に対して「お疲れ様でした」と言った記者は1人しかいなかった。
また、共同通信の記者は、質問は1人ひとつという事前の約束を無視し、追加質問をし、司会から注意された。
時事通信の西垣記者は、「総理、1次政権を辞められたときには、政権を投げ出すという批判を受けることになった...」と発言した。
潰瘍性大腸炎患者を冒とくする発言ではないのだろうか?
西日本新聞社の川口記者は「コロナ対策でも、政権に対する批判が厳しいと感じられることも多かったと思うのですが、こうしたことに共通するのは、政権の私物化という批判ではないかと思います」と質問した。
安倍総理は「私は、政権を私物化したというつもりは全くありませんし、私物化もしておりません」と回答した。
政権の私物化とは、どういう意味なのだ? 日本は独裁国家ではないが。
情報元:令和2年8月28日 安倍内閣総理大臣記者会見 | 令和2年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ
これらの記者を見ていると、とても同じ日本人とは思えない。他者を尊敬する気持ちがないように感じる。
政権批判してる自分は偉いとでも思っているのだろうか?
記者クラブをもうけ、彼らの優遇するだけの価値があるのだろうか?
今回の会見を見て、「テレビや新聞などのマスコミは、国民から見放される」と筆者は確信した。