中国汽车工业协会は10日、支那国内の2020年8月の新車販売台数は、前年同月比11.6%増の218.6万台だったと発表した。
5カ月連続で前年実績を上回った。増加率は7月の16.4%増よりは鈍化した。
車種別では、乗用車が前年同月比6.0%増の175.5万台。トラックなどの商用車が同じく41.6%増の43.1万台。
商用車の販売が好調だったのは、地方政府が相次いで新車への買い替えに補助金を出すなどして販売のてこ入れを図ったため。
支那政府が「新エネルギー車」と呼ぶ電気自動車(EV)などは、前年同月比25.8%増の10.5万台。
新エネルギー車の市場規模はまだ小さいが、着実に拡大してきている。
支那国内の新車販売台数は、新型コロナウイルス感染症の影響により、2月には前年同月比80%近くまで落ち込んだ。
その後、4月頃から持ち直し、5月には前年同月比で二けた増まで回復した。
1~8月累計の新車販売台数は、前年同月比9.7%減の1455.1万台。
日系自動車メーカーについては、大手4社のうち3社が前年同月比でプラスとなった。
支那国内での日系自動車メーカーの2020年8月度の新車販売台数
・トヨタ 17万2900台(22.8%増)
・ホンダ 14万2363台 (4.1%減)
・日産 13万6929台 (4.5%増)
・マツダ 2万1002台 (7.3%増)※カッコ内は前年同月比
2019年の新車販売台数は、日本が519.5万台、支那が2576.9万台。
2019年末時点の自動車保有台数は、日本が8100万台、支那が2億2000万台。
日本の自動車メーカーが支那に進出したがるのも、理解はできる。
だが、支那は支那共産党の独裁国家である。同国の憲法にも「独裁」と明記されている。
昔話では、「欲張った者は、最後には酷い目に合う」と相場が決まっている。