国内で12日、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が1623人、確認された。新規死亡者は16人。
1日あたりに確認された陽性者数は過去最多となった。ただ、軽症や無症状の人割合が多くなってきており、重症化するケースは減ってきている。
情報元:新型コロナウイルスに関連した患者等の発生について(11月12日各自治体公表資料集計分)
電子顕微鏡による「SARSコロナウイルス2」の写真、原典:Flickr
新型コロナウイルス感染症とは、SARSコロナウイルス2(通称:新型コロナウイルス)がヒトに感染することにより発症する気道感染症である。
ウイルス性の風邪(広義の意味)の一種。
多くの場合、無症状や軽症で自然治癒する。重症化すると、急性呼吸窮迫症候群や敗血症、多臓器不全などを引き起こす。
新型コロナウイルス感染症の国際正式名称は「COVID-19」と言う。
新型コロナウイルス感染症は、支那の武漢から世界中に拡散された。
支那は2019年12月に初めて患者が確認されたとしているが、事実と異なるというのが定説。
ボストン大学のイレーン・ゾイジー氏らの研究グループによると、同年8月には既に流行していた可能性があるという。この時期に、支那の検索エンジン「百度」で同感染症特有の症状とされる「下痢」の検索数が急増しているのが主な理由だ。
令和2年11月12日、国内で新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が1623人(速報値)確認された。
今まで、最も多かったのは8月7日の1597人だった。
100人を超えたのは5都道府県。東京(393人)、北海道(236人)、大阪(231人)、神奈川(147人)、愛知(143人)。
陽性者数が増えた背景には、検査数の増加がある。
厚生労働省によると、PCR検査の1日あたりの実施可能件数は、4月1日は約1万件だったが、11月10日は8万件超にまで増えた。
検査数の増加により、軽症や無症状の人の割合が多くなり、重症化率は下がってきた。
令和2年11月12日、新型コロナウイルス感染症関連による死亡者数は16人だった。
新型コロナウイルス陽性者の死亡率は、今年5月までは5%を超えていた。しかし、10~11月は1・01%と、5分の1以下にまで低下してきた。
ただ、高齢者や基礎疾患のある方では重症化するリスクが高い。
西村康稔(にしむら やすとし)経済再生大臣は12日の会見で、「大きな流行が来つつある。強い危機感を持って対応しなければならない」と述べた。
新型コロナウイルス感染症の対策は、インフルエンザなどの他の感染症と基本的には同じである。
一人、一人が気をつけないと感染拡大を防ぐことはできない。
日本人の心があるなら、自分勝手な行動はしないはずだ。