毎日新聞社は21日、資本金を現在の41億5000万円から1億円に減額することを明らかにした。
減資は3月1日に行われる。
資本金1億円以下の会社等は、法人税法上の中小法人等となり、税制上の優遇措置を受けることができる。
減少となる資本金40億5000万円は「その他資本剰余金」に振り替える。
「純資産」の額に変更はない。発行済み株式総数に変更はない。
今月15日の臨時株主総会で承認済。
毎日新聞社 東京本社(パレスサイドビル)、出典:Wikipedia
毎日新聞社によると、東京で最初の日刊紙「東京日日新聞」が毎日新聞の前身。
東京日日新聞の創刊は明治5年で、令和4年には150年を迎えるという。
情報元:毎日のあゆみ | 毎日新聞社
平成30年度の売上高は1066億円。従業員数は約2000人。
資本金1億円以下の中小企業は、法人税上の優遇措置を受けることができる。
所得800万円以下の部分について、税率が19%(または15%)となる。資本金1億円超では23・2%。
貸倒引当金の特例、欠損金の繰り戻し還付、特定同族会社に対して課される留保金課税の除外、交際費の800万円控除などの優遇もある。
これらの優遇措置により法人税を節税できる。
同時に、法人税額を基準に決められる法人住民税(都道府県民税、区市町村民税)、法人事業税も少なくなる。
毎日新聞は売上高1000億円、従業員2000人ほど。
天下の大新聞である毎日新聞が中小法人扱い...筆者は違和感を感じる。