文部科学省の中央教育審議会26日、『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)』を取りまとめた。
令和4年度を目途に、小学校高学年からの教科担任制の導入が明記された。対象教科としては外国語、理科、算数を例示した。
導入に際しては、学校規模や地理的条件を考慮することや、小学校と中学校の連携が必要であることなども指摘した。
情報元:「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号):文部科学省
学級担任制とは、ひとりの教員(担任)がほとんどの教科を指導する仕組みである。小学校や幼稚園などで主流。
教科担任制とは、ひとりの教員(担任)が特定の科目を担当し、複数の学級で指導する仕組み。中学校以降は、ほぼ教科担任である。
教科担任制の導入のメリットは、成績の向上、小学校教員の負担軽減、学級担任が嫌いな児童の精神的負担軽減など。
導入例を見る限り、小学校高学年で教科担任制を導入すると、成績が向上する場合がほとんどである。ただし、教科ごとにバラツキがあり、向上しやすいのは算数と理科。外国語は実例がないから断言はできないが、向上する可能性が高いだろう。
デメリットとしては、児童の実態を把握しにくくなる、授業時間が弾力的に運用できない、教科の枠を越えられないなどが考えられる。
現状では、指導にあたる教員(担任)も不足している。
小学校高学年からの「教科担任制」導入に関して、皆さんはどのように考えているのか。Twitterでアンケートをとったみた。
小学校高学年に「教科担任制」を導入することに賛成ですか?
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2021年1月27日
全体的に肯定的な意見が多い。
頂いたコメントによると、導入している地域も多いようである。理科、体育、家庭科、音楽で導入が確認できた。
気になったものをいくつか紹介したい。
Andy山本 外出しないで自炊を楽しもう 様
小学校教師、今から思えば、負担が強烈ですからねえ…少し分けないと。
ホホホイ 様
教員の負担を減らすと共に、複数の教員が関わることで変態教員を監視・生徒への犯罪を防ぐ環境になる利点がある。
山口遊子@ヤマグチユウシ 様
家庭科と音楽の先生が担任以外でしたが、それ以外の教科は担任の先生で全く問題なかったような気がします。
そのころ1クラス40数名でした。
雇用の確保という観点からは多少意味があるかもしれませんが、教師の質の向上を待遇面から後押ししていく方が長い目では有益と思います。
黒手拭@専門誌の扱いなんてまるで関係ないのさ 様
高学年程
担任教諭の負担がどうしても
大きくなりがちですから
一部の教科、例えば
算数、英語、理科、家庭科辺り
専門の先生が居ても
良いと思います
筆者は基本的には賛成であるが、外国語で導入する場合には細心の注意を払う必要があると考える。
現在の自治体の状況を考えると、外国語で英語を選択するとは限らない。支那語(北京語)や韓国語を教える小学校が出てくるかもしれない。
国益に反するようなことを教えられるかもしれない。実際、チャイナ・スクール出身者には、支那政府の代弁者のような者もいる。
筆者は敵国の言葉は覚えるべきだと思う。敵の情報を知らなければ負けるからだ。
ただし、それをやるのは正しい歴史認識をつけてからである。
筆者のTwitterアカウントのフォロワーは、ほとんどが保守である。しかし、この事を危惧している方は見受けられない。
やはり、考え過ぎか...