今日は『しんぶん赤旗』が創刊した日だ。
昭和3年(1928年)2月1日のことである。
しんぶん赤旗は、日本共産党中央委員会が発行する機関紙である。
日刊紙(月額3,497円)と日曜版(月額930円)がメイン。「点字しんぶん赤旗」や英語版などもある。
発行部数は明らかにされていないが、週刊新潮によると平成28年(2016年)時点で、日刊紙が約20万部、日曜版が約100万部。
令和元年(2019年)9月、日本共産党の志位和夫委員長は第7回中央委員会総会で「しんぶん赤旗読者は、1980年のピークは355万人でしたが、現時点は100万人を割っています」と発言している。
現時点の発行部数は、日刊紙が20万部弱、日曜版が80万部前後と推測される。
「赤旗」創刊号創刊の辞、原典:特別高等警察資料第3号
同年11月、コミンテルンに加盟し「コミンテルン日本支部 日本共産党」となった。
コミンテルンとは、昭和18年(1943年)まで存在した国際共産主義運動の指導組織である。世界革命を目指していた。正式名称は「共産主義インターナショナル」と言う。
日本共産党は日本を解体するため、つまり、皇室を解体するために作られた組織である。このため、戦前は非合法組織だった。
昭和3年(1928年)2月1日、 「赤旗(せっき)」が創刊する。非合法による発行の地下新聞だった。月2回(1日、15日)の定期発行だったが、すぐに編集長が検挙され、定期発行できなくなった。
昭和10年(1935年)1月20日、187号で発行停止。日本共産党の最後の中央委員が逮捕されたため。
昭和20年(1945年)10月20日、再刊。
昭和21年(1946年)1月8日、「赤旗(せっき)」から「アカハタ=AKAHATA」に改題。
昭和22年(1947年)7月16日、「アカハタ=AKAHATA」から「アカハタ」に改題。
同年10月1日、日刊(日曜は休み)となる。
昭和34年(1959年)3月1日、「アカハタ日曜版」創刊。
昭和41年(1966年)2月1日、「アカハタ」から「赤旗(あかはた)」に改題。
平成9年(1997年)4月1日、「赤旗(あかはた)」から「しんぶん赤旗」に改題し、現在の名称となる。同時に、日曜版をタブロイド化する。
しんぶん赤旗は特徴的な新聞である。東京ニュース通信社から配信を受けている記事以外は「です・ます」体で統一されている。
「天皇に陛下は付けない」とか「容疑者の名前は匿名報道」など、他紙にはない独特の決まり事もある。
日刊紙は通常16ページで、読売新聞や朝日新聞の半分ほど。日本で初めて「ラテ欄」を最終面に掲載した。
日曜版は通常36ページ。俳優やアイドル、スポーツ選手がよくに登場する。日曜版は日刊紙より、5倍ほど発行部数が多い。
また、同紙の配達には、多くの共産党員がボランティアとして協力している。
しんぶん赤旗は、共産党地方議員による自治体職員への勧誘が問題となっている。
相当数の地方自治体で、管理職になると勧誘を受けたという事例が報告されている。
しんぶん赤旗はよく、「暮らしを守れ」とか「人権を守れ」などと主張している。
共産党員に無料で配らせたり、自治体職員への押し売りをしている『しんぶん赤旗』が、そんな事を言っても説得力はない。