今日は「ハミの虐殺」が起きた日だ。
ベトナム戦争中の昭和43年（1968年）2月25日、韓国軍がクアンナム省ハミ村（現：ディエンバン）で民間人135人を殺害した。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致します。
昭和40年（1965年）より、韓国は米国からの要請を受けベトナム戦争に参加した。延べ約31万人が派兵されたという。
韓国軍はベトナム戦争で、殺害や強姦、略奪など多くの戦争犯罪を犯した。
韓国人兵士と現地ベトナム人女性の間に生まれた混血児、いわゆる「ライダイハン」は数万人とみられる。
虐殺を行ったのは韓国海兵隊第2海兵旅団、通称「青龍部隊」である。
昭和43年（1968年）2月12日、青龍部隊は南ベトナムクアンナム省フォンニィ・フォンニャット村で非武装の民間人69-79人を虐殺した。いわゆる「フォンニィ・フォンニャットの虐殺」である。
同月25日、青龍部隊は再び、同じクアンナム省ハミ村で非武装の民間人135人を虐殺した。いわゆる「ハミの虐殺」である。
女性や子供、老人も躊躇なく殺害。
米軍によると、殺害法は村民を広場に集め、一斉に射撃を加えたり、手榴弾を投げつけたりして殺害したという。
「ハミの虐殺」の慰霊碑の表側、完成直後の写真（現在は石板で覆われている）
平成12年（2000年）11月、「ハミの虐殺」の慰霊碑が完成した。
同慰霊碑には、犠牲となった135人の名前が記されている。虐殺が起きた年に生まれた子供が3人、前年に生まれた子供が同く3人含まれる。
碑文には以下のように刻まれている。
青龍部隊の兵士が135人を殺した。
ここは血に染まり、砂と骨が入り混じり、
家は焼かれ、火に焼かれた死体をアリがかじり、
血のにおいが満ち満ちていた。
爆風が吹き抜けると、さらに悲惨だった。
破壊された家では年老いた母や父が呻きながら死に、
子どもたちは恐怖におびえた。
逃げた人は銃撃されて死に、
子どもは死んだ母親のもとに這って行きお乳を吸った。
もっとひどいのは、戦車で遺体を踏みつぶしたことである。
（中略）
過去の戦場はすでに苦痛が和らぎ、
韓国人がここを再訪し、恨めしい過去を認め、謝罪した。
そして赦しのうえに、この石碑を建てた。
この碑文を知った韓国退役兵らは、韓国政府を通じて修正削除を要求した。
韓国政府はベトナム政府に圧力をかけた。当時、ベトナムは韓国からODA（政府開発援助）を受け取っていた。
ベトナム政府は地方自治体に村民を説得するよう指示。更に、村の幹部を韓国に招待し、接待を行い懐柔した。
ハミの村民は抵抗を続けたが、全文削除を決定した。そして、碑文の上から蓮の絵の石板を重ねた。
韓国は卑怯だ。
そして、韓国に都合の悪い事実を報道しない日本のマスコミにも、筆者は怒りを感じる。
