日本銀行（日銀）は17日、令和2年第4四半期の資金循環統計（速報値）を公表した。
令和2年12月末時点の「家計の金融資産」は1,948兆円となり、3か月前より45兆円増え、過去最高となった。
1万円札の札束
「家計の金融資産」1,948兆円の内訳で、最も多い「現金・預金」は1,056兆円となり、過去最高を更新した。
「株式等」は198兆円、「投資信託」は78兆円で、共に増加した。
日銀は新型コロナウイルス感染症の影響により、消費が抑えられたことが原因とみている。
令和2年12月末時点の「民間非金融法人企業の金融資産」は1,275兆円。こちらも3か月前より63兆円増え、過去最高となった。
令和2年12月末時点の国債の発行残高は1220兆円。うち、545兆円を日銀が保有。過去最高を更新した。
現在、日銀は大規模な金融緩和を行っている。国債を買い入れ、資金を市場に供給し続けている。
情報元：資金循環統計（速報）（2020年第4四半期） : 日本銀行 Bank of Japan
個人や企業などが金を使わなくなると、経済規模は縮小する。その影響は低収入層ほど受け、社会不安が広がっていく。
日本人が高度経済成長期のような「希望」を持つには、どうしたらいいのか？
簡単なことではないが、新型コロナウイルス感染症の収束・終息は絶対条件である。
- 収束：被害拡大が収まってきている（がまだ終わっていない）
- 終息：被害拡大がなくなる
