防衛省は4日、支那海軍の空母や最新鋭駆逐艦など計6隻が、沖縄本島と宮古島の間を通過したと発表した。
日本領海への侵入はなかった。
支那空母が両島間を通過したのは昨年4月以来で、6度目。最新鋭駆逐艦は初めて。
防衛省によると、海上自衛隊が4月3日午前8時頃、男女群島(長崎県)の南西約47
0kmの海域で、支那海軍の艦艇6隻を発見したという。
6隻は南東に向け航行していた。
その後、沖縄本島と宮古島の間の海域を南下し、太平洋へ抜けていった。
クズネツォフ級空母「遼寧(りょうねい)」は、支那初の空母。未完成の艦を、ウクライナより購入した。
全長305メートル、基準排水量5万3000トン。速力は推定30ノット。艦載機は50機から67機で、うち戦闘機は24機。
艦隊行動を行うのは、今回が5回目。
レンハイ級ミサイル駆逐艦は、令和2年に就任した最新鋭駆逐艦。アジア最大の駆逐艦で、米国国防省などは巡洋艦に分類している。
全長182メートル、満載排水量は推定1万2500トン。
高性能レーダーや112基のミサイル垂直発射装置(VLS)を備える。
台湾の海軍司令部が発行する「海軍学術」によると、同艦の性能は世界最高レベルだという。レーダーの性能では、距離や精度、射撃管制能力などで米国のイージス艦を「大きく上回る」という。
支那は近年、急激に力をつけてきた。
もし支那が米国に代わり覇権国となれば、ウイグルやチベットのような地域が世界中にできるだろう。
日本がすべきことは支那との話し合いではなく、力をつけることだ。
そして、それは簡単なことではない。