厚生労働省は16日、新たな履歴書の様式例を公表した。
性別欄から「男・女」の選択肢をなくし、任意記載とした。未記載も可能とする。
扶養家族数(配偶者を除く)、配偶者、配偶者の扶養義務、 通勤時間の欄は削除した。
心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人たちなどからの要望を受け、対応した。
国が履歴書の様式例を示すのは、今回が初めて。
厚生労働省が公表した新様式の履歴書、性別欄の部分を拡大
厚生労働省でこれまで、日本産業規格協会(JIS規格)の様式例の履歴書を推奨してきた。
市販履歴書の多くは、これに基づいて作られていた。
しかし、トランスジェンダーの団体などが、履歴書に性別欄がある事を問題視。オンライン署名を集め、経済産業省などに提出した。
これを受け、日本規格協会は令和2年7月に履歴書の様式例を削除した。
文具大手のコクヨも令和2年末から、性別欄を削除した履歴書を発売している。
厚生労働省は企業関係者や労働組合のメンバーなどから意見を聞き、新たな履歴書様式例を検討していた。
市販履歴書は今後、今回公表した新様式のものが増えていく。
厚生労働省が公表した新様式の履歴書、全体表示
こんな事をして、労働者や企業のためになるのか?
差別はなくなるのか?
筆者は逆効果だと思う。
世の中というのは、自分を中心に回っている訳ではない。