菅義偉総理は16日(日本時間17日未明)、ホワイトハウスでバイデン米大統領と初めて対面で会談した。
会談後に発表された共同声明には、「日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する」と明記された。日米首脳の共同声明に「台湾」が明記されるのは52年ぶり。
加えて、「日米両国は、香港および新疆ウイグル自治区における人権状況への深刻な懸念を共有する」とも明記された。
日米首脳会談後に記者会見をする菅義偉総理とバイデン米大統領、出典:官邸
日米首脳共同声明のタイトルは「新たな時代における日米グローバル・パートナーシップ」という。骨子は以下のとおり。
- 東シナ海における、支那の一方的な現状変更の試みに反対
- 南シナ海における、支那の不法な海洋権益に関する主張および活動に反対
- 台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す
- 香港および新疆ウイグル自治区における人権状況への深刻な懸念を共有
- 北朝鮮の非核化に取り組む。米国は拉致問題解決に協力
- 自由で開かれたインド太平洋を構築するため、同盟国や関係国と協力
- 両国は生命科学、バイオテクノロジー、人工知能(AI)、量子科学、民生宇宙分野における研究および技術協力を深化する
情報元:日米首脳共同声明「新たな時代における日米グローバル・パートナーシップ」 | 官邸
声明タイトルの「新たな時代」とは何を意味するのだろうか?
筆者は「米国と支那による新たな冷戦」を意味していると思う。今回の声明の内容を見ると、支那に対する批判が多くを占めている。
支那に肩入れするのは、米国の敵になることを意味する。
支那と商売をしている日本企業は、この事をよく考えた方がいい。