財務省は19日、令和2年度分の貿易統計(速報)を発表した。
輸出総額は69兆4873億円、輸入総額は68兆1803億円。
輸出と輸入の差額は1兆3070億円で、3年度ぶりの黒字となった。
支那への輸出は前年度比9・6%増の15兆8997億円となり、過去最高を更新した。
単月ベースでも、令和3年3月は前年同月比37・2%増の1兆6344億円となり、過去最高。
輸出の上位国は以下のとおり。
- 支那 15兆8996億円
- 米国 12兆4416億円
- 韓国 4兆8817億円
- 台湾 4兆8748億円
- 香港 3兆4751億円
輸入の上位国は以下のとおり。
- 支那 18兆3912億円
- 米国 7兆3652億円
- 豪州 3兆7713億円
- 台湾 2兆8976億円
- 韓国 2兆8313億円
日本の主な輸出品は、自動車および部品、半導体製造装置および部品、IC(集積回路)、化学製品など。
主な輸入品は、原油(粗油)、液化天然ガス、通信機器、コンピューター関連機器など。
米国と支那の関係は急速に悪化してきている。米国では最近、日本と支那の経済的関係を切り離そうとする動きもある。
日本のGDP(国内総生産)は約500兆円。支那との取引が激減すれば、日本経済への影響は避けられないだろう。
政治と経済は別ではない。連動している。
支那と商売をしている日本企業の経営者は、雲行きが怪しくなってきていることを自覚した方がいい。
物事には「潮時」がある。