浜松市は26日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、同市独自の「感染拡大警戒宣言」を発令した。
飲食店への時間短縮要請などは行わず、注意喚起のみの内容。
浜松市ではゴールデンウィーク明けから感染者が急増。26日には過去最多となる41人の感染者が確認された。
新型コロナウイルスの感染拡大警戒宣言をする、浜松市の鈴木康友市長
浜松市の鈴木康友市長は26日午後、記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大警戒宣言を発令した。
鈴木氏は「ぜひ今まで以上に行動には気を付けていただいて、特に家庭にウイルスを持ち込まないということを徹底して頂きたいと思います」と述べた。
浜松市によると、5月7~26日の市内における感染者は553人。年代別では、20代が23.1%と一番多く、次に10代が16.5%。外国人の割合は24.8%。
外国人の割合は4月時点では10%程度だったが、大型連休以降、急拡大した。
浜松市は対策として、外国人を支える企業や教育現場などと連携して、感染防止の徹底を呼び掛けるとしている。
感染拡大警戒宣言
一人一人の感染予防対策が市内の感染拡大防止につながります。
市民の皆さまには改めて以下の点を踏まえた行動をお願いします。
- 県外、特に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている地域への不要不急の往来は厳に謹んでください。
- 大人数や感染対策が施されていない場所でのマスクなし会食など感染リスクの高い行動を謹んでください。
- 屋外、屋内を問わずマスクの着用、手指消毒、人との距離の確保など基本的な感染予防対策の徹底に緊張感を持って取り組んでください。
- 家庭内感染が増えていることから、家族に感染が疑われる場合は、他の同居者と部屋を可能な限り分け、換気を十分に行い、できるだけ家庭内でもマスクを着用するほかアルコール消毒や手洗いうがいなどの基本的な感染対策を徹底してください。
情報元:新型コロナウイルス感染症に係る「市長メッセージ」(2021年5月26日)/浜松市
浜松市の「感染拡大警戒宣言」は注意喚起のみである。
こんな事をして意味があるのだろうか?
「緊急事態宣言に必要なことは注意喚起ではなく、法的な拘束力だ」と筆者は思う。