朝日新聞が令和3年7月1日より、朝夕刊の月額購読料を4,037円(税込)から4,400円(税込)に値上げする。
値上げは平成5年12月以来、27年7カ月ぶりだという。
4,400円(税込)という金額を聞いたとき、筆者は少し違和感を覚えた。
「定期購読契約が締結された週2回以上発行される新聞」は消費税の軽減税率制度が適応されるため、消費税率は8%である。
4,400円ということは、本体価格4,074円、消費税326円となる。
なぜ、本体価格をこのような中途半端な金額にする必要があるのだろうか?
まぁ、これは筆者の邪推だろう。
それに今回の記事の主旨ではない。
朝日新聞社は6月10日、朝日新聞朝刊や同社サイトで、朝日新聞購読料の値上げを発表した。そのなかに、以下のような1文がある。
ネット上にフェイクニュースが飛び交う今、新聞の役割は増していると考えています。
これを聞いて、筆者が疑問に思った点は2つある。
一つ目は「ネット上にフェイクニュースが飛び交う」という部分。
この言い方だと、フェイクニュースが飛び交うのは「ネット上ばかり」との印象を受ける。
新聞記事でも、朝日新聞の慰安婦報道問題や朝日新聞珊瑚記事捏造事件のようなフェイクニュースはあった。
そういう朝日新聞社もネットを駆使している。同社は「朝日新聞デジタル」「論座 RONZA」「AERA.dot」など、ネット上に多数のサイトを持っている。
二つ目は「新聞の役割は増している」という点である。
だったら、なぜ、新聞の発行部数が減っているのだ?
日本新聞協会によると、2000年の新聞発行部数は一般紙とスポーツ紙で約5370万部だった。しかし、2020年には約3500部まで減っている。
電通によると、2000年の新聞広告費は約1兆2474億円だったが、2020年には約3688億円まで減少している。
一つ目は誤解を招きやすい表現ではあるが、ネット上にフェイクニュースが多いのは事実である。
二つ目の「新聞の役割は増している」は明らかにオカシイ。データが証明している。
皆さんはどのように考えているのか、Twitterでアンケートをとってみた。
朝日新聞「ネット上にフェイクニュースが飛び交う今、新聞の役割は増していると考えています」
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2021年6月10日
新聞の役割は増していると思いますか?
鋭い指摘をするコメントが多数きている。そのなかから、支持の高かったものをいくつか紹介する。
ルーパー交差旗 様
産経新聞以外の大手メディアは
殆どこの事件を報道しなかった
狸不用 様
もちもちもっち~@保酒党 様
新聞の役割が増えていると言うこと自体がフェイクニュース!
カエルの顔 様
事柄をまとめる記者は必要だけど、
記事を取りまとめるのが新聞である必要性は薄い。
徳田新之助 様
以前から新聞は、フェイクニュースを垂れ流しているよなぁ…
朝日新聞「ネット上にフェイクニュースが飛び交う今、新聞の役割は増していると考えています」
何回聞いても、筆者にはギャグにしか聞こえない。
全く面白くないけど。