立憲民主党、共産党、国民民主党、社民党の野党4党は15日、菅内閣不信任決議案を衆議院に提出した。令和元年6月以来で2年ぶり。
不信任決議案は自民党、公明党、日本維新の会などの反対多数により否決された。
菅義偉総理は新型コロナウイルス対策のワクチン接種を優先させるため、今国会での衆議院解散は見送る。
内閣不信任決議案とは、内閣を信任しないという決議案。提出できるのは衆議院のみ。
可決された場合、内閣は10日以内に衆議院を解散をするか、総辞職をしなければならない。
野党4党のトップは14日に国会内で会談し、 菅内閣不信任決議案の提出を決めた。
理由は、今月16日に会期末を迎える今国会について、3か月の会期延長を要求したが、与党がこれを拒否したため。
最大野党・立憲民主党の枝野幸男代表(写真の右から2人目)は会談後、「不信任に値する事項はあまたある」と述べ、強気の姿勢を示した。
枝野氏は5月上旬、内閣不信任案の提出について「(与党幹部が)衆議院を解散すると明言しているので、提出できない」と述べ、慎重な態度をとっていた。
しかし、6月10日の野党党首会談では、与党が会期延長を拒否した場合は「新たな対抗措置を考えたい」と強気な姿勢に転じた。
6月12日の菅総理(自民党総裁)との党首討論でも、「我々は必要があれば全面的に協力する用意がある。でも、国会が閉じていたら協力のしようがない」と述べ、会期延長を要求していた。
立憲民主党以外の野党トップも14日、菅内閣不信任決議案の提出を前にコメントした。
共産党の志位和夫委員長(左から2番目)
「国会の会期延長を拒否するということは、政治の責任放棄だ。今の政権では国民の命は守れないし、専門家から感染リスクが高まると指摘されている東京オリンピック・パラリンピックの開催を強行しようとする姿勢などは、不信任に値する」
国民民主党の玉木雄一郎代表(1番右)
「大規模な経済対策を講じないと、世界で日本がひとり負けするし、困窮する人や事業者への財政支援も足りていない」
社民党の福島みずほ党首(1番左)
「菅内閣は、新型コロナウイルス対策に一切対応できていないし、このまま国会の会期を延長せずに東京オリンピック・パラリンピックを開会すれば感染が広がることは火を見るより明らか」
情報元:菅内閣の不信任決議案 あす国会に提出 野党4党が決定 | NHKニュース
志位和夫委員長の、「オリンピック中止を訴える市長がこの首都圏で誕生すれば、世界に衝撃を与える。
— 明るい会・丸山慎一【公式】 (@akarui03) 2021年6月13日
丸山慎一さんを市長にしようではありませんか」
に大きな拍手の船橋駅前です。#船橋市長選挙 pic.twitter.com/SCt4DdOIUw
野党が内閣不信任決議案を提出するのはいい。
しかし、野党4党は日本のためを思って行動しているのだろうか?
立憲民主党の枝野代表は「我々は必要があれば全面的に協力する用意がある」と言った。それなら、なぜ、国会をサボるのだ。彼らは憲法審査会に素直に出席したことがほとんどない。
共産党の志位委員長は、コロナ感染のリスクが高まるとし、東京五輪の中止を訴えている。しかし、多くの人を集めて街頭演説をしている。
国民はバカではない。
国益のために働かない議員は、与野党を問わず、いずれ消えていくだろう。