安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は16日、官邸で第7回目の会合を開いた。
「皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ」とする、皇室典範の規定を尊重する方針を確認した。
皇位継承順位も、今までどおりの「直系優先、長系優先、近親優先」を尊重。
皇族減少の対策については、今後、議論を進めるとした。
右側に座っている5人が「安定的な皇位継承策を議論する有識者会議」の委員、原典:官邸
安定的な皇位継承策を議論する有識者会議の正式名称は『「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議』という。
女性天皇や女系天皇を認めるか否か、皇族減少の対策をどうするか等について、5人の委員らが計21人の有識者からヒアリングを行った。
安定的な皇位継承を議論する有識者会議による専門家等ヒアリングが終了。
— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2021年6月11日
その結果を、専門家等の提出資料や議事録を基に一覧にした。
報道では、女系天皇に賛成の意見を中心に取り上げられたが、女系天皇については反対が極めて多く、旧宮家の男系男子の皇籍復帰については圧倒的に賛成が多かった。 pic.twitter.com/07CzCN168w
有識者21人のうち、女系天皇に賛成したのは5人で、大半が反対。
一方、女性天皇には半数以上が賛成だった。
この日の有識者会議では、女性天皇と女系天皇を誤解している人も多いため、「正しい理解が必要」との意見が出た。
次回は今月30日に開かれる。
情報元:「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議|内閣官房ホームページ
有識者会議でも言っていたが、女性天皇と女系天皇の違いについて、国民が理解する必要がある。
そして、皇位継承の条件は「父方の血統に天皇がいること」ということも。
国民が事実を知れば、正しい選択ができると筆者は思う。