東京五輪が令和3年(2021年)7月23日~8月8日、パラリンピックが同年8月24日~9月5日にかけ開催される。
東京五輪・パラリンピックは本来、令和2年(2020年)に実施される予定だったが、新型コロナウイルの世界的流行により、延期となっていた。
令和3年6月16日、立憲民主党、共産党、国民民主党、社民党の野党4党は「政府・与党が国会の会期延長に応じないのは無責任だ」などとして、菅内閣不信任決議案を衆議院に提出した。
不信任決議案は自民・公明両党に加え、日本維新の会などの反対多数で否決された。
不信任決議案提出の前日、野党4党の党首が会談し、対応を協議していた。
この会談後の記者会見で、共産党の志位和夫委員長と社民党の福島みずほ党首は、以下のように述べた。
共産党の志位和夫委員長
「国会の会期延長を拒否するということは、政治の責任放棄だ。今の政権では国民の命は守れないし、専門家から感染リスクが高まると指摘されている東京オリンピック・パラリンピックの開催を強行しようとする姿勢などは、不信任に値する」
社民党の福島みずほ党首
「菅内閣は、新型コロナウイルス対策に一切対応できていないし、このまま国会の会期を延長せずに東京オリンピック・パラリンピックを開会すれば感染が広がることは火を見るより明らかだ」
情報元:菅内閣の不信任決議案 あす国会に提出 野党4党が決定 | NHKニュース
志位和夫委員長の、「オリンピック中止を訴える市長がこの首都圏で誕生すれば、世界に衝撃を与える。
— 明るい会・丸山慎一【公式】 (@akarui03) 2021年6月13日
丸山慎一さんを市長にしようではありませんか」
に大きな拍手の船橋駅前です。#船橋市長選挙 pic.twitter.com/SCt4DdOIUw
新型コロナウイルスの世界的流行以降、プロ野球やJリーグは入場者数を制限しているが、観客を入れ相当数の試合を行っている。Jリーグは1,500試合ほど。
令和3年6月20日、楽天生命パーク宮城で行われた「楽天 vs オリックス」の観客数は13,091人。
同日、県立カシマサッカースタジアムで行われた「鹿島アントラーズ vs ベガルタ仙台」の試合の観客数は9,312人。
志位氏や福島氏は東京五輪の中止を主張なら、プロ野球やJリーグの中止も主張すべきである。
筆者が確認した限り、両氏はそのような主張はしていない。
それ以前に、志位氏と福島氏は多くの人を集め、選挙活動やデモ活動を行っている。
東京五輪中止を主張するなら、人を集めて演説などするな!