素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

【皇紀】2681年6月28日

今日は神戸連続児童殺傷事件、通称「酒鬼薔薇聖斗(さかきばら せいと)事件」で、14歳の少年が逮捕された日だ。

平成9年(1997年)に神戸市須磨区で発生した連続殺傷事件で、2人が死亡、3人が重軽傷を負った。

平成9年5月27日早朝、神戸市立友が丘中学校の正門に、切断された男児の頭部が放置されているのを通行人が発見し事件が発覚した。

6月28日、14歳の少年、通称「酒鬼薔薇聖斗」が逮捕された。

 

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少年が男児の首を置いた神戸市立友が丘中学校、出典:Wikipedia

 

酒鬼薔薇聖斗(さかきばら せいと)事件は、大きく三つの事件にわかれる。一般的に知られているのは第三の事件である。

 

第一の事件

平成9年2月10日午後4時頃、神戸市須磨区の路上で小学生の女児2人がハンマーで殴られ、1人が重傷を負った。

犯人はブレザー着用し、学生鞄を所持していたという。このため、女児の父親は近隣の中学校に対し、犯人がわかるかもしれないので生徒の写真をみせてほしいと要望した。

しかし、学校側は拒否。父親は兵庫県警察に被害届を出し、再度、生徒写真の閲覧を要求したが、開示されることはなかった。

 

第二の事件

3月16日午後0時25分頃、神戸市須磨区竜が台の公園で、酒鬼薔薇聖斗が小学4年生の女児に手を洗える場所はないか尋ねた。女児は学校まで案内し、そこで八角玄翁(金槌の一種)で殴られた。女児は病院に運ばれたが、3月23日に脳挫傷で死亡した。

午後0時35分頃、別の小学3年生の女児が腹部を刃渡り13センチの小刀で刺された。ナイフの刃先は胃を貫通していたが、女児は一命を取りとめた。

 

<以下、不快な印象を与える記述あり>

 

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兵庫県北須磨高等学校、校舎背景に見える山が「タンク山」、出典:Wikipedia

 

第三の事件

5月24日午後2時頃、酒鬼薔薇聖斗は知り合いの小学5年生の男児と、多井畑小学校の北側で偶然出会った。

酒鬼薔薇聖斗男児兵庫県北須磨高等学校の裏山、通称「タンク山」に連れて行き、首を絞めて殺した。近くにケーブルテレビの施設があったので、そこに遺体を隠し、その日は家に戻った。

翌25日、酒鬼薔薇聖斗は殺害現場を訪れ、男児の遺体の首を金のこぎりで切断した。更に、小刀で男児の両目を突き刺し、両方のまぶたを切り裂き、口の方からそれぞれ両耳に向け、切り裂いた。そして、男児の血を飲んだ。

その後、切断した頭部を家に持ち帰った。

27日早朝、神戸市立友が丘中学校の正門に、切断された男児の頭部が放置した。頭部には二枚の紙片(犯行声明文)が添えられており、自らを「酒鬼薔薇聖斗(さかきばら せいと)」と称した。

 

約1カ月後の6月28日、酒鬼薔薇聖斗は逮捕された。14歳の少年ということで、社会に大きな衝撃を与えた。

 

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酒鬼薔薇聖斗が第一の事件を起こした際、学校側が適切に対処していたら、死者は出ていなかったかもしれない。

いや、事件前、酒鬼薔薇聖斗は小動物虐待を度々起こしていた。この時点で対処することができていたら...

 

酒鬼薔薇聖斗少年法に守られ、現在では普通に暮らしている。一方、被害者側の権利は蔑ろにされている。

こんなに理不尽なことはない。