令和3年版防衛白書が13日、閣議で配布された。白書は公開された。
台湾周辺での軍事活動については「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と初めて明記した。
支那外交部の趙立堅(ちょう・りっけん)報道官は同日、日本が防衛白書で台湾問題に言及したことを、内政干渉だと批判した。
令和3年版防衛白書では、我が国を取り巻く安全保障環境について、周辺には質・量に優れた軍事力を有する国家が集中。軍事力のさらなる強化や軍事活動の活発化の傾向が顕著とした。
支那の尖閣諸島周辺での活動については「国際法違反」と批判した。
今回の白書より、米国と支那の関係を分析する項目が設けられた。
両国の関係について「政治・経済・軍事にわたる競争が一層顕在化し、相互にけん制する動きが表面化している」と指摘。軍事的なパワーバランスが変化してきているとし、インド太平洋地域の平和と安定に影響を与えうるとした。
支那の台湾周辺での軍事活動を「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と初めて明記。緊張感を持って注視する必要があるとした。
白書では、支那の軍事力が急速に強化されていると警告した。防衛費は公表されているだけで日本の約4倍。
今年3月末時点で、日本が保有する潜水艦は21隻、支那は52隻。
駆逐艦・フリゲート艦は日本47隻、支那71隻。日本では、駆逐艦・フリゲート艦は「護衛艦」と呼ばれている。
第4・第5世代戦闘機は日本313機、支那1146機。
また、海警局に武器の使用を認めた「海警法」については、法律が適用される海域が曖昧だと指摘。主権などが認められていない事項について法を執行すれば「国際法に違反する」とした。
ロシアについては、支那と連携強化の動きがみられ、北方領土では「活動を活発化させている」と分析。動向を注視する必要があるとした。
北朝鮮については、弾道ミサイルに「迎撃を困難にさせる技術を導入しているとみられる」とし、日本の安全に対する重大で差し迫った脅威とした。
今回の防衛白書では、気候変動が安全保障に与える影響を分析した項目も初登場。
異常気象は、大規模災害の増加や感染症の拡大を招き「軍に対する災害救援活動、人道復興支援活動、治安維持活動、医療支援などの任務に出動する機会の増大が見込まれる」と指摘した。
情報元:防衛省・自衛隊:防衛白書
令和3年版防衛白書は、支那および「支那と米国の対立」について、多くのページが割かれていた。
10年前の支那は怖くなかった。しかし、今では日本単独では手に負えないモンスターとなってしまった。
日本企業はいつまで、支那大陸で商売を続けるつもりだろうか。
日本の保守(一部)はいつまで、支那をバカにして優越感に浸っているつもりだろうか。