２年前の今日は、京都アニメーション放火殺人事件が起きた日だ。
３６人が死亡し、３３人が重軽傷を負った。
放火により全焼した、京都アニメーション第一スタジオ（京都市伏見区）
京都アニメーションは、アニメの製作やグッズ企画・販売、出版、スクール運営などを行っている株式会社。
「
令和元年（2019年）7月18日午前10時30分頃、京都市伏見区にある京都アニメーション第一スタジオ（地上3階建て、延べ面積691.02㎡）に、青葉真司（当時41歳）が侵入した。
青葉はバケツ2個（10～15リットル）のガソリンを建物1階に撒き、暴言を叫びながらライターで着火。火は瞬く間に建物全体に広がり、建物は全焼した。
火災鎮火までに、消防車や救急車、ヘリコプターなど延べ111台、隊員延べ398人が動員された。
第一スタジオ内にいた70人のうち、36人が亡くなり、33人が重軽傷を負う大惨事となった。死亡した犠牲者のなかには、「らき☆すた」で監督を務めた武本康弘さん（当時47歳）など、著名なアニメーターも含まれていた。
現在、第一スタジオは解体され更地となっている。
青葉真司は放火した際、誤って自身の衣服にも火をつけてしまったが、その状態のまま現場から逃走。現場から南へ100メートルの京阪電鉄六地蔵駅付近の路上で、追いかけてきた男性社員2人に取り押さえられた。
青葉は全身に火傷を負っており、確保直後に京都市東山区の京都第一赤十字病院に搬送された。命の危険もある状態だったため、2日後にドクターヘリで近畿大学医学部附属病院に転院した。
青葉は生死の境をさまよったが、一命を取りとめた。
事件発生から10カ月以上経った令和2年（2020年）5月27日、京都府警は青葉真司を殺人容疑などの容疑で逮捕した。
令和2年12月、京都地検は青葉を起訴した。しかし、現時点で初公判の時期は未定。
青葉は京都アニメーション放火殺人事件の前、2回の刑事事件を起こしていた。
1回目は平成18年（2006年）9月、埼玉県越谷市内で下着を盗み、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を受けた。
2回目は平成24年（2012年）6月、茨城県坂東市のコンビニで現金21,000円を奪うなどし、懲役3年6月の実刑判決を受けた。
これらの刑事事件以外にも、青葉は近隣住民と度々トラブルを起こしていた。
京都アニメーション放火殺人事件のような凶悪事件が起きると、加害者の人権を『必要以上』に守ろうとする連中がでてくる。
そういう連中は、自分や家族が事件の被害者でも、同じことが言えるのか？
言えないのなら、自己満足の偽善た。
