第三十二回オリンピック競技大会(東京五輪)の開会式が23日夜、国立競技場(東京都新宿区)で、無観客で行われた。
東京五輪は開幕した。
翌日の朝刊一面で、読売新聞と産経新聞は好意的に、朝日新聞や毎日新聞、中日新聞は否定的に報道した。
読売新聞は一面に『東京五輪 開幕…コロナ厳戒下 57年ぶり開催』と題する記事を掲載。この記事には事実が淡々と書かれていた。
一面下段のコラム・編集手帳では「コロナ禍の開催への不安が去ることはないとしても、しばらくは感動の連続に息切れするほどの日々ではあろう」とし、好意的に報道した。
別府育郎記者の『令和の東京五輪に幸あれ』という記事を一面掲載した。別府氏は「令和の東京五輪と、参加する全ての選手に幸あれ」と五輪出場選手を激励した。
朝日新聞は『東京五輪 コロナ下の開催』という記事を一面掲載。
同記事には「祝祭感も乏しく、世論の反発を受けながらの幕開けとなった」と書かれていた。
毎日新聞は一面左上に、前田浩知主筆の『「異形の祭典」を心に刻む』という記事を掲載。
前田氏は政府のコロナ対策を批判し、「五輪への共感は広がらなかった」と主張した。
中日新聞は『東京五輪開幕 緊急宣言下、初の無観客』という記事を一面掲載。
「感染拡大への不安や大会組織委員会の混乱で祝祭感が漂わない異例ずくめの祭典」と東京五輪を評価した。
朝日新聞や毎日新聞、中日新聞は、日本国民が東京五輪を歓迎していないかのように報道している。
本当にそうだろうか?
少なくとも筆者の周囲には、東京五輪を楽しみにしている人の方が多い。
朝日新聞や毎日新聞、中日新聞の記事を読むと、彼等が日本が嫌いだということが伝わってくる。