東京五輪(オリンピック)が開幕した。
令和3年(2021年)7月23日から8月8日に渡り、33競技339種目が実施される。
東京五輪は当初、令和2年(2020年)の夏に開催される予定だった。
しかし、COVID‑19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック(世界的大流行)により、約1年延期となった。
JR千駄ヶ谷駅前を占拠する東京五輪反対のデモ隊(令和3年7月23日午後8時前後)
東京五輪の開会式があった7月23日、開催に反対する市民団体は大規模なデモを行った。
午後7時にJR原宿駅を出発し、約2キロを1時間かけてデモ行進。国立競技場に近いJR千駄ヶ谷駅前に約700人を集めて開催中止抗議活動を行った。
デモ隊に駅改札を占拠されたJR東日本は、急きょ人員を配置し、駅構内を歩く利用客の誘導を行った。
午後8時過ぎ、五輪開幕を告げる花火が打ち上がると、デモ参加者から「おお!」と歓喜の声が上がった。多くの人が写真撮影をしていた。
オリンピック反対派の方々は、国立競技場から上がる花火にスマホやカメラを向けて『自粛』をせずにTOKYO2020の雰囲気を最前線で味わっていたようです。
— gon-spirit9939 (@a_yohsuke) 2021年7月24日
『オリンピックより国民の命』
『国民の命よりオリンピックの花火』 pic.twitter.com/00eA1JOC67
東京五輪反対デモには、いくつかの矛盾点がある。
彼等は新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、五輪中止を中止を主張している。
しかし、自分たちは多くの人を集め、デモを実施している。デモ参加者が感染する可能性はないのだろうか?
東京五輪ばかりを「目の敵」にしているのも疑問だ。
現在、国内ではプロ野球や格闘技などのイベントは、有観客で行われている。入場者数の制限はあるが。
一方、東京五輪は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、福島県、北海道では無観客試合。つまり、ほぼ無観客だ。
プロ野球や格闘技などイベント中止こそ、訴えるべきである。
デモ参加者は「自分たちは正しいことをしている」と信じている人が大半のようだが、他人に迷惑をかけている。
東京五輪の開幕式頃には、JR千駄ヶ谷駅で駅員などが利用客の誘導を行っていた。
また、五輪開幕を告げる花火が上がると、多くのデモ参加者が喜んで写真撮影をしていた。この行動も疑問だ。
東京五輪反対デモには、他にも突っ込みどころはあるが、多くの人が共感できる部分はこのくらいだろう。
筆者が「東京五輪反対デモは変だ」と思うところを、以下にまとめた。
ここが変だよ、東京五輪反対デモ