静岡新聞は今日の朝刊1面コラム『大自在』で、東京五輪を開催した東京都や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会を批判した。
一方、選手については「大活躍」と称賛した。
静岡新聞社本社(静岡県静岡市駿河区)、出典:Wikipedia
大自在(7月28日) 開催意義
東京五輪は開幕以来、盛り上がりを見せている。県勢選手も大活躍。
...(中略)...
開催意義は何か。都自身が日本中をかき回しながら追い求めたその問いは、大会の盛り上がりとは別に今後も検証を続ける必要があろう。選手がくれる感動は都や組織委員会の免罪符にはならない。
(東京五輪の)開催意義?
都自身が日本中をかき回しながら追い求めたその問い?
五輪憲章によると、五輪の目的は以下のとおり。
オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある。
要するに、「スポーツという共通の話題で、仲良くなろう」ということである。
これはアニメなどでも言えることだが、共通の話題があると、人種や宗教、文化が違っても簡単に仲良くなれる。
五輪の開催意義は、スポーツを通じて、世界中の人が仲良くなること。
そして、日本国民の多くは東京五輪開催を望んだ。開会式の視聴率が証明している。
「都自身が日本中をかき回しながら追い求めたその問い」については、何を言っているのか意味不明だ。
そもそも、東京五輪開催に関して、日本中をかき回しているのは左派マスコミではないのか?
野党議員『R』、原典:蓮舫🙋♀️RENHO・れんほう@立憲民主党 (@renho_sha) | Twitter
野党議員『R』も、静岡新聞の『大自在』と似ている。
『R』は東京五輪・パラリンピックの中止を一貫して求めていた。
しかし、スケートボード男子ストリートで堀米雄斗選手が金メダルを獲得すると「素晴らしいです! ワクワクしました!」とツイートした。
東京五輪開催を批判するなら、参加した選手も批判すべきである。二重規範(ダブル・スタンダード)だ。
選手が活躍したか否かは関係ない。
静岡新聞の今日のコラム『大自在』を読んだとき、筆者の脳裏には「大東亜戦争」が浮かんだ。
左派マスコミは大東亜戦争(太平洋戦争)をした日本を「悪」としている。そして、同戦争は軍部が強行したもので、国民は被害者という設定だ。
静岡新聞は東京五輪開催に批判的。東京都や組織委員会などを批判する一方、選手のことは称賛している。
筆者には両者が似ているように思えた。そして、何とも言えない嫌な感覚を覚えた。
考え過ぎかもしれないが...