第32回オリンピック競技大会（東京五輪）が終わった。
東京五輪は令和3年7月23日から8月8日の17日間で、33競技339種目が行われた。205の国・地域および難民選手団から、計11,092人が参加した。
日本は金27個、銀14個、銅17個と、計58個のメダルを獲得。金メダル総数、メダル総数ともに史上最多を更新した。
柔道では、男子66キロ級で阿部一二三選手、女子52キロ級で妹の詩選手が、同日に兄妹で金メダル。
レスリングでも、女子57キロ級の川井梨紗子選手、女子62キロ級の友香子選手が姉妹で金メダル。
卓球の混合ダブルスでは、水谷隼・伊藤美誠選手が同競技初の金メダルを獲得した。
体操では、橋本大輝選手が個人総合と種目別鉄棒で2冠。競泳でも、大橋悠依選手が女子個人メドレーで2冠を獲得した。
新競技「スケートボード」では、女子ストリートで13歳の西矢椛選手が日本勢最年少金メダリストとなった。
野球とソフトボールは共に、決勝で米国を破り金メダルを獲得した。
東京五輪開幕に合わせ打ち上げられた花火、出典：Rede do Esporte
東京五輪は当初、令和2年（2020年）夏に開催する予定だった。
しかし、新型コロナウイルス感染症（COVID‑19）の世界的大流行により約1年延期となった。開催延期は近代オリンピック史上初めて。
東京五輪はごく一部の会場の除き無観客で行われたが、同時期に行われた他のイベントは有観客で行われていた。
このようになったのは、野党や左派マスコミからの批判が強かったためである。
日本共産党の志位和夫委員長は「日本国民の圧倒的多数は、今夏の五輪開催には反対だ」などと言っていた。
情報元：“命より五輪優先”の発言許せない/日本は“ＩＯＣ帝国の植民地”か/志位委員長が会見
JR千駄ヶ谷駅前を占拠する東京五輪反対のデモ隊（令和3年7月23日午後8時前後）
開会式当日には、東京五輪開催に反対する市民グループはデモを決行した。
開会式が行われた国立競技場に近いJR千駄ヶ谷駅前は、約700人のデモ隊に占拠された。
東京五輪を開催して良かったか？
筆者のまわりの人に聞いてみると、「良かった」が6割強、「良くなかった」が2割くらいだ。マスコミの世論調査より、肯定的に捉えている人がやや多かった。
皆さんはどう思っているのか、Twitterでアンケートをとってみた。
東京五輪を開催して、良かったと思いますか？
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2021年8月9日
やはり、肯定的な人の方が多い。少なくとも、日本国民の圧倒的多数が反対していることはない。
Twitterのアンケートに頂いたコメントの中から、支持が多かったものをいくつか紹介したい。
サキュバス（Succubus）オヤジ 様
大坂なおみと撫子の言動は不愉快だったけと
アスリートの皆さんがメダル獲得や予選落ちとか関係なく、一生懸命にプレイしてくれたのは凄く感動できて良かったです。
元・のら猫(お－ちゃん) 様
観客入れてたらコロナ以前に熱中症で運ばれる人が多発して関係者さん達の仕事がむっちゃ増えてたと思われ…。
し～えむ 様
特に選手の方々に活躍の機会を与えられたのが良かったと思います。
同時に今の日本の諸問題が更に炙り出される良い機会となりましたね。
内田誠一（日本一の高温地域在住） 様
ローティーン金メダリスト大人の都合で反対煽っていたメディアどう感じたのかな、ネット世代将来読者視聴者にはならない。
右馬助 様
スポーツ面では良かったと言える。
イベント面では大規模イベントでの感染対策のモデルを作れて良しだ。
疫病対策では賛否どちらも科学的数字的根拠が無く検証不能で「気の緩み」という精神論は五輪大会を言い訳にしているだけで他のものでも原因になり得るので無意味。現時点では駄目とする根拠が無い
東京五輪では日本選手が大活躍した。
開催に反対していた政治家や有名人も、多くが選手の活躍を称賛した。
選手もそうだが、筆者は大会スタッフやボランティア、警備の方々など関係者の努力に敬意を表したい。彼らの力なしに、東京五輪を開催は出来なかった。
東京五輪に関わった全ての皆様、お疲れ様でした。
そして、本当に有難うございました！
