総務省は25日、「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の結果を公表した。
国民平均で、平日のインターネット利用時間がテレビ視聴時間を上回った。調査開始以来初。
休日はテレビ視聴時間の方がまだ長かった。
若い世代ほどインターネット利用時間が長く、年配者ほどテレビ視聴時間が長い傾向が顕著な結果となった。
テレビを見ているお婆さんのイラスト、出典:いらすとや
総務省情報通信政策研究所は毎年、「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を実施している。
今回の調査は令和3年1月12日~18日にかけ、全国の13~69歳までの男女1,500人に対して行われた。
平日のメディア平均利用時間(全年代)
- インターネット利用 168.4分
- テレビ(リアルタイム)163.2分
- ラジオ聴取 13.4分
- 新聞閲読 8.5分
休日のメディア平均利用時間(全年代)
- テレビ(リアルタイム)223.3分
- インターネット利用 174.9分
- 新聞閲読 8.3分
- ラジオ聴取 7.6分
平日のメディア平均利用時間は、全年代でネットがテレビを超えた。調査開始以来初。
休日ではテレビが首位を保った。
10代や20代では、ネット利用時間はテレビ視聴時間の倍を超えた。一方、50代以上ではテレビが上回っていた。
平日のネット利用とテレビ視聴(年代別の平均利用時間)
- 10代:ネット224.2分、テレビ 73.1分
- 20代:ネット255.4分、テレビ 88.0分
- 30代:ネット188.6分、テレビ135.4分
- 40代:ネット160.2分、テレビ151.0分
- 50代:ネット130.0分、テレビ195.6分
- 60代:ネット105.5分、テレビ271.4分
休日のネット利用とテレビ視聴(年代別の平均利用時間)
- 10代:ネット290.8分、テレビ 93.9分
- 20代:ネット293.8分、テレビ132.3分
- 30代:ネット191.3分、テレビ198.1分
- 40代:ネット154.5分、テレビ232.7分
- 50代:ネット127.8分、テレビ256.5分
- 60代:ネット 83.7分、テレビ334.7分
情報元:総務省|情報通信政策研究所|情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
テレビが衰退していくのは、ほぼ確実である。
筆者としては、NHK受信料を廃止すべきだと思う。