政府は6日、『ワクチン・検査パッケージ』の実証実験を開始した。
豊田スタジアムで行われたJリーグの試合で、初めて導入された。
ワクチン・検査パッケージとは、新型コロナウイルスワクチンの接種歴、又は検査の陰性を証明するもの。
発行には、ワクチン接種の場合、ワクチン接種完了者か、2回接種した際の予防接種済証が必要。検査の場合には、PCRは72時間以内、抗原定性検査は24時間以内の「陰性」の検査結果の証明が必要。
新型コロナウイルス感染症対策のため講じている行動制限の緩和に向けた措置。
実証実験に協力すると、特例的にイベントの人数制限の緩和ができる。
Jリーグ「名古屋 vs FC東京」の試合で発行された『ワクチン・検査パッケージ』
『ワクチン・検査パッケージ』は10月6日に豊田スタジアムで行われた、Jリーグ YBC ルヴァンカップ・準決勝第1戦「名古屋 vs FC東京」の試合から導入された。
日本のプロスポーツイベントで、こうした取り組みが行われたのは今回が初めて。
この試合での観客数上限は1万人だが、別枠で『ワクチン・検査パッケージ』の1800人分が設けられた。
名古屋グランパスによると、この日の試合で『ワクチン・検査パッケージ』は730枚販売されたという。
なお、この日の『ワクチン・検査パッケージ』は1枚500円と格安で販売された。
政府によると、次の実証実験は10月12日に埼⽟スタジアムで行われる、FIFAワールドカップ アジア最終予選「日本 vs オーストラリア」の試合だという。
政府はこの後も何度か実証実験を行い、問題が無ければ導入するつもりだ。
『ワクチン・検査パッケージ』と似たような仕組みは、既に多くの国で導入されている。
しかし、なぜか、左派メディアや評論家を中心に批判がでている。
批判をするのはいいが、その前に代替案を示してからにして欲しいものだ。