第49回衆議院議員総選挙が令和3年(2021年)10月31日、投開票された。
この選挙は日本共産党にとって特別な選挙となった。
日本共産党はこれまで、他党と選挙協力することはほとんどなかった。しかし、今回の選挙では立憲民主党、国民民主党、社民党、れいわ新選組と本格的な選挙協力をした。
第49回衆議院議員総選挙の改選数は465議席。小選挙区が289議席で、比例代表が176議席。
小選挙区は1つの選挙区から1人しか当選できない仕組み。自民党の候補と野党の候補では勝負にならない。
このため、日本共産党などの野党5党は217選挙区で「統一候補」を擁立した。
日本共産党は立憲民主党に配慮し、21選挙区で候補を取り下げた。更に、立憲民主党が政権を取れば、4年間は「日米安保廃棄、自衛隊を憲法違反として解消」を求めないとした。
日本共産党が大幅な譲歩をしたのは、選挙に勝てると踏んだからだ。しかし、現実は甘くなかった。
日本共産党は議席数を公示前の12から10に、比例代表の得票は前回選の440万票から416万票にそれぞれ減らした。小選挙区で当選できたのは1人だけだった。
惨敗である。
日本共産党の志位和夫委員長は11月1日、党本部で、衆院選についての記者会見を行った。
日本共産党が議席数・得票数を減らしたことに対して、引責辞任の可能性を問われた志位氏はこれを否定した。
志位氏は「方針そのものは正確だったと確信を持っております。そういう点では、私は責任ということはないと考えております」と述べた。
日本の政党の場合、選挙に負けたらトップが職を辞するのが一般的である。しかし、志位氏にそのつもりはない。
皆さんはどのように考えているのか、Twitterでアンケートをとってみた。
日本共産党は衆議院選挙(令和3年10月31日投開票)で立憲民主党などと野党共闘をしましたが、議席を減らし敗北しました。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2021年11月1日
志位和夫委員長に責任はあると思いますか?
やはり、責任は「ある」と考えている人が大半である。
支持(いいね)の多かったコメントをいくつか紹介したい。
ケスラー大佐交差旗 様
立憲民主党も共産党も過去を省みず無責任な言動を繰り返した結果国民に見離された。
過去に学ばない者で勝者になった者はいない。
きみのみかた 様
独裁者は責任を取らない。
あっきー@21’夏イベ甲甲甲クリア 様
選挙前に野党共闘で政権交代と声高々に謳っていて結果が両方共議席減で惨敗と言う結果が出た以上、執行部は党代表はその責任を取るべきでしょう。それがスジと言うもんです。特に今回に限っては。でなければ示しが付かないと思いますね。
ABC 様
敗北の責任を取って党代表を辞職すべき。
お覇王 様
あるでしょう。「手を組んだせいで連合は離れ、不利になる要素を生み出した」というだけでも失敗ですし、「これで勝てねば貴様は無能だ」という勝負に負けたのですから、責任取って潔く辞任せなイカンです。てか責任取らなきゃ上としての責任感に疑問が残ります。
日本共産党員はどの政党の党員より、党のために尽くしている。
しかし、党のトップは責任をとらない。
日本共産党員は、これでいいのか?