第49回衆議院議員総選挙が令和3年10月31日、投開票された。
自民党は前回(平成29年)衆院選と比べ、獲得議席数を23減らしたが、比例票は約136万票も増やした。
日本維新の会は議席を30議席、比例票を約466万票も増やして大躍進。
現在の立憲民主党は昨年9月、旧国民民主党の議員大半と合流し「新党」となっため、単純には比較できない。ただ、旧立憲民主党と比べ、比例票は41万票しか増えなかった。
総務省は11月2日、「令和3年10月31日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報資料」を公表した。
投票率は前回より2.25%増の55.93%。
各政党の獲得議席は以下のとおり。カッコ内は前回衆院選での獲得議席数。
前回衆院選では、旧立憲民主党が55議席、希望の党が50議席獲得している。
比例票の有効投票数は5746万票で、前回より約170万票増えた。
各政党の比例票数は以下のとおり。カッコ内は前回衆院選での比例票数。なお、1万票未満は切り捨て。
- 自民党 1991万票(1855万票)
- 立憲民主1149万票(新党)
- 維新 805万票(338万票)
- 公明党 711万票(697万票)
- 国民民主 259万票(新党)
- 共産党 416万票(440万票)
- れいわ 221万票(新党)
- 社民党 101万票(91万票)
- N裁党 79万票(新党)
- その他 10万票
前回衆院選では、旧立憲民主党が1108万票、希望の党が967万票獲得している。
情報元:総務省|令和3年10月31日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報資料
今回の総選挙で立憲民主党、日本共産党、国民民主党、社民党、れいわ新選組の野党5党は共闘。ほとんどの小選挙区で「野党統一候補」をたてた。
自民党は小選挙区でのみ議席を減らしており、野党共闘には「一定の成果はあった」と言える。
全く政策の違う政党同士が、選挙に勝つために協力する。
日本人はこういう事を嫌う。
野党5党は理解しているのだろうか?