防衛省は１５日、ロシア機１機と推定ロシア機８機の計９機が同日、日本海やオホーツク海、太平洋の上空を飛行したと発表した。
９機は７つのコースに分かれ北日本周辺を飛行したが、いずれも航空自衛隊の戦闘機が緊急発進（スクランブル）して対応した。
ロシア軍機１機と推定ロシア機８機の飛行コース、原典：防衛省
防衛省統合幕僚監部によると、ロシア空軍の「ＩＬ－２０情報収集機」が１５日午前から午後にかけ、北日本周辺を飛行したという。
同機は樺太南部から日本方面に侵入し、北方領土上空を飛行。その後、日本列島を遠巻きに見るようなコースをとり仙台市以南まで南下した。ここで折り返し、飛行したルートとほぼコースを戻っていったという。
「ＩＬ－２０情報収集機」以外にも同日、ロシア空軍機とみられる８機が６つのコースに分かれ、北日本周辺を飛行した。
北方領土上空は計４機が飛行した。
いずれも航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応したが、領空侵犯や自衛隊機に対する危険な行動はなかったという。
情報元：ロシア機の日本海、オホーツク海及び太平洋における飛行について | 統合幕僚監部
航空自衛隊が撮影したロシア空軍の「ＩＬ－２０情報収集機」、原典：防衛省
ロシア空軍の「ＩＬ－２０情報収集機」は過去に何度も、日本周辺を情報収集のために飛行している。
ただ、これほど多くのロシア機（推定ロシア機含む）が、多発的に日本周辺を飛行するのは異例である。筆者が知る限りでは初めて。
野党や左派マスコミは、与党議員の揚げ足取りに躍起になっている。
そのような行動をしても悪いとは言わない。ただ、安全保障についても、もう少し真剣に取り組んでほしいと筆者は考える。
ロシア軍機が日本周辺を飛び回っていた。多くの人は脅威を感じると思う。
