素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

視覚障がい女性、7割が性的被害経験、JBB調査

日本視覚障がい者美容協会(JBB)は17日、「視覚障害者女性に向けた性被害実態調査アンケート」の結果を公表した。

アンケートに回答した68人のうち、約7割にあたる48人が、視覚障害に乗じたと考えられる性的被害にあった経験があることがわかった。

 

アンケートは先月の16日から30日にかけ、視覚に障がいがある女性(年齢は不問)を対象に行われた。

WEBアンケートを作成しJBBホームページ上に公開。視覚障がい者支援団体などに通知した。

主な調査事項とその結果は以下のとおり。

 

視覚障害に乗じたと考えられる状況で、性的な嫌がらせを受けたり、性的に不快な思いをしたりするなど性的な被害に遭われたことはありますか。
・ある⇒70.6%(48人)
・ない⇒29.4%(20人)

性的な嫌がらせや、性的に不快な思いをした経 験は、一度でしたか。それとも、これまで複数回ありましたか。複数回あった場合は、頻度を教えてください。
・一度きり⇒14.3%(7人) 
・過去に数回⇒69.4%(34人)
・10回以上⇒16.3%(8人)

それは、どのような被害でしたか(複数回答可)
・同意のないボディタッチ⇒32(66.7%)
・同意のない性交⇒4(8.3%)
・痴漢⇒27(56.3%)
・つきまとい⇒23(47.9%)
待ち伏せ⇒6(12.5%)
・盗撮⇒2(4.2%)
・電車で知らない人からしつこく声を掛けられる⇒12(25%)
・手引きの際に手をつながれる⇒20(41.7%)
・不快な性的ジョーク⇒24(50%)

どこで被害に遭われましたか(複数回答可)
・外出先の街中⇒27(55.1%)
・自宅近く⇒18(36.7%)
・電車内⇒30(61.2%)
・職場⇒14(28.6%)
・その他(タクシー乗車時、駅の構内、接骨院、お店、伴奏の会など)

加害者との関係性を教えてください(複数回答可)
・知らない人⇒40(81.6%)
・客⇒12(24.5%)
・同僚⇒13(26.5%)
・友人や知人⇒15(30.6%)
・親戚⇒2(4.1%)
・その他(街や駅で声を掛けてくれた人、駅員、国立リハビリ施設職員、学校の先生など)

被害に遭った後、家族や知人・友人以外で、警察など の公的機関や民間の相談窓口に相談されましたか。
・相談した⇒16.3%(8人) 
・相談していない⇒83.7%(41人)

情報元:「視覚障害者女性に向けた性被害実態調査アンケート」 | 一般社団法人日本視覚障がい者美容協会

 

JBBが今回のような調査をしたのは初めて。

JBBは「相手の特徴が確認できず、相談を思いとどまってしまう」「障がい者が相談できるところが少ない」「白杖が障害の目印になってしまう」と訴えた。

 

この件は、視覚障がいのある女性にとっては深刻な問題である。

普段から「人権」と言っている騒いでいるメンバーにも、少しは関心を持ってもらいたいものだ。