素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

香港立法会選挙、不公平な仕組みにより支那派圧勝、投票率30.2%で最低

香港立法会選挙(議会、定数90)が19日、行われた。支那習近平指導部が主導して選挙制度を変更して以降、初の選挙。

20日には当選者が確定し、90議席中89議席支那派が占めた。残りの1議席は中間派。普通選挙の完全施行などを目指す、いわゆる「民主派」は議席を獲得できなかった。

投票率は30.2%で、前回(平成28年)の58.3%を大きく下回り過去最低だった。

 

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香港立法会選挙の投票をする、林鄭月娥・行政長官

 

支那習近平指導部は今年3月、香港立法会選挙の選挙制度を大幅に変更した。

立候補者は全員、選挙委員会の推薦を得なければならないとした。つまり、支那政府から「愛国者」と認められる必要がある。

定数は前回までは70議席だった。「直接投票枠」が35議席で、工業や飲食業などの業界ことに割り当てられる「職能団体枠」が35議席だった。

今回の選挙では、議席数が90議席に増えた。直接投票枠が20議席、職能団体別枠が30議席、残りの40議席選挙委員会が選ぶように変更された。

 

選挙委員会は支那全人代全国人民代表大会)香港代表に加え、業界や団体などから選ばれた1500人。民主派の人間はいないと言われている。

なお、選挙委員には香港政府トップ・行政長官を選ぶ権限もある。

 

今回の選挙には、90議席に対し153人が立候補していた。

民意を最も反映する直接選挙枠(20議席)に立候補していた、非支那派12人は全員落選した。非支那派は議席を獲得できず、支那派が議席を独占した。

 

選挙結果はやる前からわかっていた。

香港人からは「投票したい候補者がいない」「既に議員が決まっているようなもので、選挙とは言えない」などと冷ややか声があがっていた。

 

この選挙の重要点は投票率。つまり、香港人が「民主派」を排除した不公平な選挙制度改革に対して、どれだけ「無言の抗議」を示すかだった。

香港政府は投票率を上げるため大々的な宣伝をし、選挙当日には公共交通機関を無料としていた。更に、白票を呼びかける行為も禁止していた。

 

しかし、香港人の関心は低く、投票率は過去最低の30.2%となった。

香港人支那の恐怖政治に対して「無言の No! 」を突き付けたと、筆者は思う。