素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

ロシア・ルーブル、ウクライナ侵攻で4割暴落

ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2月24日以降、ロシアの通貨「ロシア・ルーブル」の下落が続いている。

侵攻前日2月23日の終値は「1ルーブル=1.41円」ほどであったが、3月10日の終値は「1ルーブル=0.87円」ほどと、半月で4割近く下落した。

ロシア国内では、食料品も含め、様々な物品が値上がりしているとみられる。

 

f:id:newspaper-ama:20220311090433p:plain

ロシア・ルーブル/円」の為替レート推移
 
2014年3月、ロシアは黒海北岸のクリミア半島へ侵攻した。
この時にもロシアは各国から経済制裁を受けたが、為替レートは「1ルーブル=2円台後半」をキープし、直ぐに下落することはなかった。
この年の11月頃より、原油価格の低迷に加え、経済制裁の影響が表れ、ルーブルは下落。2016年初頭には1円台後半となったが、その水準を維持していた。
2021年の終値は「1ルーブル=1.54円」ほどで、ウクライナへの侵攻の数日前までは同水準を推移していた。
 
ロシアがウクライナに侵攻すると、ルーブルは下落を始め、3月1日には一瞬だが「1ルーブル=1円」を割り込んだ。この日の終値は1円を超えていた。
3月4日には終値が1円を割り込み、3月10日まで連続で割り込んでいる。
 
野村総合研究所によると、ロシア中央銀行保有する外貨準備は、2021年末時点で約6,300億ドル(約73兆円)。
構成比はユーロが32%、金が22%、米ドルが16%、人民元が13%の順で、日本円は2~6%ほど。
 
ロシアの外貨準備は国内総生産GDP)の約4割とかなり多い。日本は25%ほど。

ただし、ロシアの外貨準備は各国の制裁により、5割(約35兆円)近くが凍結されているとみられる。

 

未来のことはわからないが...

ルーブルウクライナ侵攻前の水準にまで戻るのは絶望的、かつ、ロシア国民の生活が困窮するのは"ほぼ確実"だろう。

 

ロシアのメディアによると、2月28日の時点で、プーチン大統領の支持率は71%もあるという。ウクライナ侵攻後、大幅に上昇した。

ロシアのメディアは公平な報道をしていない。

筆者には、ロシアがソ連時代に先祖返りしているように見える。